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悩める中小企業経営者に向けて、ITと経営をいっしょに食べてやさしく噛みくだく試み

おちまさとさんに「サイボウズは神!」と言われ有頂天になる。

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昨日、サイボウズのクラウド事業戦略発表会がありました。会場に行くつもりだったのですが、残念ながら出張とかぶって羽田へ移動しながらiPhoneでUSTREAMの中継を見ていました。
このあたりがいかにもクラウド的な仕事の仕方ではありますが・・。

発表会の後半は5年来のサイボウズユーザーでいらっしゃる、おちまさとさんとサイボウズ社長の青野の対談だったのですが、さすが多方面で活躍するマルチタレントの才能なのか、クラウドの本質をわかりやすく、かつずばっと言い放つトークに感激しました。

対談開始直後に、スケジュール管理はサイボウズで行っていることを初めてカミングアウト?されたのですが、その直後に「サイボウズは神!」ですからね。(ここはクラウドの本質とはちょっとずれますが)
詳しい話は、USTREAMのサイボウズチャンネル上に録画がありますので、59分あたりからをご覧いただければと思うのですが、要約すると「今後の働き方は、時間でも場所でもなく、純粋にアウトプットになる」というものです。

以前、このブログでもクラウドの本質を説明する試みをやってみましたが、おちさんはクラウドの専門家でもないのに、もっと簡単な言葉で説明しきってしまい、そこはやや凹みました。(笑

「どこでも仕事ができる」ということと「どこでも仕事が見える」ということが利用者側にとってのクラウドの価値だと思うのですが、これが進むと価値観がどう変わるかといえば、まさしくおちさんの言うとおり「社長室やデスクに意味がない」状態になり、「会社に長く居ることや忙しそうにすること」がむしろ悪いことになります。
会社への忠誠心は、労働時間と上司と一緒にいる時間で測られたバブル世代にとっては、一見180度違うパラダイムシフトに見えますが、アウトプットが同じであれば、移動時間を節約できた分を子育てに費やし、人生を楽しむことは後進のためにもなります。

そして、同時にその仕事は会社にいなくてもどこからでも見えるのです。
姿ではなくアウトプットが見えることで、仕事はより定量化され(時間ではなく価値で)、市場価値に近い評価を受けることになります。

Facebookやモバイルガジェット類を自然と使いこなす今の若い世代は、本質的にそのことに気づいているので、長時間労働や会社にいることにこだわり続ける上司に同意できないのでしょう。
もちろん、顔を合わすことを否定することはないし、逆にクラウド時代だからこそ、顔を合わせて話す重要性は増すと思いますが、時間と場所に縛られた働き方による労働生産性と、そこから解放された労働生産性ではスピードも量も価値も変わっています。

方や、毎朝会社で上司と面談し、客先を数件回って、帰って報告書を書いてミーティングに参加する働き方と、自宅で空いている時間にメッセージやニュースをチェックして、テレビ会議やチャットを駆使して軽い用事を済ませ、クラウド上に成果報告をするのでは、頑張って追いつくとかいうレベルではない差が出ます。

バブル世代ももう40代後半。子育ての上に介護が加わり、さらに自身の健康も気を遣い、長時間労働は難しい年頃になってきました。
頑張ってアンチエイジングしながらも、受け入れるべきところは受け入れて、次の世代のために、そして自身の今後のためにクラウド的な労働環境に変わっていってはどうでしょうか。


そういえば、おちまさとさんのプロフィールを見たら、誕生日が20日くらいしか違わなかった。
同世代だから、すんなり共感できたのですね。
加えて、おちさんのブログをリツイートしたら、速攻でメンションが!

神は雲の上へ。当然の流れですね。笑 RT @nominomi875: サイボウズは神!と言われ感激しています! RT @ochimasato: 「僕のスケジュールはサイボウズでもう5年管理している」詳しくはこちらのブログを。amba.to/uwguTL

できる人は、躊躇なく時間も場所も飛び越えてくるのですね。

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