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ボーカロイド利用規約について思うこと・・・・・・続き

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前回のエントリーで、ボーカロイドの利用規約について考察しました。その利用規約から感じ取れる意図は、

・ボーカロイドの普及促進の妨げになるような使い方はして欲しくない
・歌手や声優など、既存の人間の仕事を奪うような使い方については、できるだけ、その影響を小さくしたい

という2点に要約できると思います。そして、この2つの意図を満たすために、おそらく、いろいろなケースを想定した上で、利用規約を設定したように察せられます。そういう意味では、よく練られた利用規約ということができると思います。

今後も、ロボットや人工知能に類する物、あるいは、人間の何かに置き換わるツールが登場してくると思います。そして、それらを、いかに既存の社会への影響を小さくしながら、普及・発展させるか、という点も課題となってくると思います。

そして、そのテスト・ケースとしてみても、このボーカロイドの利用規約は、とても興味深いものであると言うことができると思います。

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