「初音ミク」は、どこまで行くのか?
ニコニコ動画において、「初音ミク」のタグがついたコンテンツが1万を超えました。また、「ミクオリジナル曲」も1000を超えました。もちろん、このタグは、必ずしも正確なものではありませんので、あくまでも目安としてですが、それでも「初音ミク」は、着々と成長を続けている、と言うことができます。
「初音ミク」ムーブメントについては、いろいろと考察を続けていて、書きたいこともあるのですが、せっかくだから、新しい情報や事件があった時にエントリーを書こうと思っていたら、何事もなく一週間が過ぎてしまいました。なんかこう無いんですかね。「陰謀」とか、「弾圧」とか、みんなが熱くなれるような展開は(笑)。
そんな中、いま私が注目しているのは、「ニコニコ技術部」というタグのついたコンテンツです。
http://www.nicovideo.jp/tag/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%B3%E6%8A%80%E8%A1%93%E9%83%A8
「初音ミク」ムーブメントは、音楽、イラスト、アニメ、3DCGにとどまらず、デスクトップ・アクセサリーや時計などのソフトウェア、ペーパー・クラフトやフィギュアなどのリアル・モデル、ホログラムなどの立体画像などなど、多方面へと技術的な拡大・発展を続けています。
まるで、30年くらい前にガレージでパソコンを作っていた人たちの様子を、リアル・タイムで見ているようなわくわくした気持ちになってしまいます。
もし、日本中の技術者が協力しあえば、初音ミク型携帯音楽プレイヤー『ミクPod』くらいは作れそうな気がします。筐体のデザイン、ハード、ソフトはすべてオリジナルで、製造は台湾かシンガポールに委託する。資金調達がネックになりますけど、限定生産にして、あらかじめコスト計算をした上で、購入者を募れば、なんとかなるような気もします。鏡音リン型PDA携帯電話『リンPhone』なんてのも、いけるかもしれません。ね、わくわくしてきたでしょう?
いったい「初音ミク」は、どこまで行ってしまうのでしょうか? ニコニコ・ロケットに乗った、初音ミク型アンドロイドが、宇宙からメッセージを送ってくるようになるまでに、あと何年ぐらいかかるのでしょうか?