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英国ロンドン発のニュースなど

紙というメディアの限界

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しばらく更新が滞ってしまいました。ごめんなさい。テロに巻き込まれたわけではありません。実は、いま引っ越しの最中で、ここ数日、荷造りに追われていました。もう腰が抜けそうです。

特に大変だったのは、本や雑誌、それらのコピー、報道資料、ウェブや電子メールをプリントアウトしたものなどで、これらを詰め込んだヘビー級のボックスが20個もできてしまい、運送会社のお兄さんにも、「こんな重いもの運べるわけないだろ。もうちょっと頭を使いなさい」と怒られてしまいました・・・。

私は、今回の引っ越しで、巷にあふれかえる情報を「紙」というメディアで受け止めることに、限界を感じました。もう無理です。駄目です。ため込むだけで処理し切れません。しかも、荷造りの最中に、「あの探していた本がこんなところに、この雑誌もこんなところに、おお、このデータが知りたかったのに・・・」と、紙の資料の抽出性の悪さも、つくづく実感させられました・・・。

では、どうしたら良いのでしょうか? というわけで考えてみました。

<1>書庫を作る←そんなおカネありましぇん。
<2>入手した本や資料はすぐに全部読んで暗記し、すぐに捨てる←これができるのなら苦労しませんよね。
<3>必要なところだけコピーをとったり、切り取って保存←ヘビー級の20箱のうち5箱はこれでした。
<4>必要なところだけスキャナーやOCRでデジタル化して保存←かなり時間がかかりそう。

とりあえず年内は、紙の資料の体積を減らす努力をしてみます。でも、どうやって?

過去にベストセラーになった、いわゆる「資料整理本」の多くは、「紙」というメディアを対象としたものでしたが、そろそろデジタル化を前提とした資料整理本がヒットする頃合いかもしれません。

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