英ボーダフォンの株主総会にて(おまけ)
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英ボーダフォンの2時間におよぶ株主総会が終わると、株主たちには、軽食と飲み物が振る舞われ、役員たちと歓談する場が設けられました。株主総会でも、厳しい質問を投げかけるのは、一部の株主に限られており、株主のほとんどは、おとなしい紳士淑女、というか、おじいちゃんおばぁちゃんたちで、そこでも静かにサンドイッチを食べ、ワインやビールを味わっていました。
しかし、中には、いろいろな意味で熱狂的な株主もいて、サリーンCEOや、その他の役員に、一生懸命質問したり、自分の意見をぶっている人もいました。また、ある株主は、サリーンCEOに、「俺が書いた絵を受け取ってくれ」と言って、B4サイズぐらいの絵を取り出したのですが、その絵が、波止場に何隻かの船が停泊していて、そのうちの一隻にボーダフォンのロゴが書かれている、というものでした。さすがに受け取ったサリーンCEOも、なんと言っていいのやら・・・という表情をしていました。
株主総会には、記者もゲストとして出席できるのですが、総会中は質問をすることはできません。しかし、総会後の歓談の場では、イギリス人の記者などと、サリーンCEOを囲んで、いわゆる「囲み取材」をすることができました。こういう場合は、記者が順番に質問し、それに答えている間は、他の記者はおとなしく聞いているものなのですが、サリーンCEOの話が盛り上がってくると、興奮した株主が、「俺にも質問させろ」という感じで割り込んできて、大変でした。
でもまぁ、株主総会って株主のためのものですし、なんといっても会社は株主のものですからね・・・。
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