オルタナティブ・ブログ > 安藤怜のロンドン灯 >

英国ロンドン発のニュースなど

フランスからの手紙(中)

»

「2月13日」に、フランス国鉄SNCFの23ユーロの区間を利用しただけなのに、その3倍の料金を支払うはめになりました。

まず、SNCFのウェブサイトで、間違って2回分予約をしてしまったので、そのうちの1回をキャンセルしたのですが、これがキャンセルされずに、そのままクレジット・カードから引き落とされてしまいました。

また、予約できた分も、発券機にカードを挿入しても認識されず、チケットが発券されなかったのですが、これも、また引き落としされてしまいました。そして、やむをえず有人の窓口でカード購入したチケットで列車に乗ったたことから、同じ金額を、都合3回引き落とされることになりました。

クレジット・カードの明細を見て、この事実に気がついた私は、返金の請求をしようと、SNCFのウェブサイトを調べたのですが、「返金の請求は手紙のみで受け付ける」と書かれていて、そのフランスの住所が記載されていただけでした。カスタマー・サービスのメール・アドレスに、メールを書いて、担当部署のメール・アドレスや電話番号を教えて欲しい、と頼んでも、「文書でのみ受け付ける」の一点張り。

やむをえず、英語で手紙を書き、フランスあてに国際郵便を出したのですが、しばらく待ってもなしのつぶて。手紙が、ちゃんと届いたかどうかを、メールで問い合わせると、「ここは、部署が違うから、わからない」という返事。意地になって、さらに2通の手紙をフランスに出したのですか、まったく返事がありませんでした。

それから、いくら待ってもフランスからの返事は、ありませんでした。なんだか、おちょくられているようで悔しかったのですが、いつまでも、これにごたわっていても時間の無駄と思い、あきらめることにしました。

ところが、なんと5月になって、SNCFから手紙がきたのです。その日付は、「2006年5月10日」。ただ、すぐ返金してくれるわけではなく、「証拠としてクレジット・カードの明細書を送れ」と書かれていました。そして、大きな問題が一つありました。なぜなら、そもそもの問題となった「2月13日」は、今年(2006年)ではなくて、昨年(2005年)の2月13日だったのです。

というわけで、この続き「フランスからの手紙(下)」は、来年の夏頃になりそうです・・・。

Comment(0)