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プログラミングでメシが食えるか!?

他人のカスタムIEMも作ってみたが・・・

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自分のカスタムIEMはそこそこ満足できるものができたので、他人のを実費で引き受けてみました。

写真が多いので、まとめてしまいました。一応クリックすると少し大きい画像が表示されるはずです。

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もちろん、耳型はちゃんと補聴器屋さんで取ってもらいました。耳型の加工はだいぶ慣れたので、今までで一番いいフェースの形ができた気がします。

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私の耳型と比べると大きさがかなり違いますね。この大きさの差が実はシリコンのメス型の分厚さにつながり、普段通り14秒紫外線を当てたのですが、かなり薄すぎました。作り直そうかとも思ったのですが、この耳型は実にシリコンから外しにくく、指先が筋肉痛になったくらいなので、内側にUVレジンを盛って逃げました・・・。

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ドライバはGK-31732なので、配線は簡単です。自分の耳型と形が違うので、チューブの通し方とドライバの配置にちょっと苦労しましたが、まあ、ここまでくれば簡単です。

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フェースは自分で作ってみるというので、ここまでで完成!まずまずの仕上がりでしょう。音響フィルターを先端にちょっと挿しただけにしてあるのは、使用者が簡単に外して聴き比べたりできるようにということを考えてです。本当はもう少し奥まで挿す方が良いですね。

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1枚くらい少し大きな写真も。

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音響フィルターなしでの周波数特性です。高音側が少し左右で揃っていませんが、チューブの長さが少し違うためでしょう。他人の耳型で少しチューブを通すのに苦労したため・・・。

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低音側に赤、高音側に白の音響フィルターを入れた状態です。左右の差は減り、まあ、このくらいなら問題ないでしょう。

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私のものと比べると大きさの違いがかなりありますね。耳の穴自体は私のより太く、カーブも緩やかなのでカスタムIEMは作りやすい形状だと思いますが、耳自体は少し小さいのでドライバを大量に入れたい場合は少し狭いかも?とはいえ、息子のと比べれば同じくらいなので、私の耳が大きいのでしょう。

my-mt-cmp.jpg

私のGK-31732を使ったものとの比較です。高音側が少し違いますが、まあ、似たような感じですね。

ドライバー代などの実費をもらえれば、作る楽しみもあるので引き受けても良いかと思って作りましたが、苦労するわりに自分で全く試聴できないということと、耳型がかなり違うので、それなりに苦労することもあり、さらに、この作業に熱中しすぎると家族の評判が実に悪いので、実費だけで引き受けるのはやめることにしました。とはいえ、工賃をもらったとしても、自分の空いた時間だけで満足できる仕上がりにするのはとても難しいので、やっぱり自分のものをチマチマ作るだけにすることにします・・・。

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