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プログラミングでメシが食えるか!?

「できる人」と「できない人」?「積極的な人」「受動的な人」

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昨日、「雑用を減らせば仕事は能率アップするのだろうか?」というブログを書いたところ、学生時代からの友人(毎回ビシッとした指摘をしてくれる)に、コメントをもらい、少し続きを書いてみたくなりました。

私自身も本文で使っていますが、「できる人」「できない人」というのは何なのだろうか、何が違うのか、ということです。

仕事ができる人とできない人、ということで考えれば、実際に大きな開きがあると思います。たとえば、プログラマーの能力は28倍違うという説があります(かなり偏った評価だとは思いますが)。実際には、あるプログラミングの課題を解決できる人とできない人がいるので、28倍どこではないという見方もありますが、いずれにしても違いは大きなものだと思います。なぜ力に差ができるのか、ということは、拙著の、

こちらでもお読みいただければと思いますが(これまた偏った内容だと思いますが)、技術面で考えれば、できる人とできない人の違いは大きくあると言えるでしょう。

では、技術以外、たとえば営業やマネージメント、リーダーシップなどはどうでしょうか。私はこちらも技術と同様、あるいはそれ以上に、できる人とできない人の違いがあると感じています。わかりやすく考えてしまえば、コンピューターを相手にするより、人を相手にする方がさらに難しいから、という感じかも知れません。

では、いったいなぜ、できる人とできない人の差がついてしまうのでしょうか。生まれながらの才能の違いなのでしょうか。

私は「積極性」の違いではないかと考えています。できる人になるためには、まず「やってみること」です。やらずにできることはありません。なにか目の前にあるときに、「やってみよう」と思うかどうかが、最初の分かれ目だと言えるでしょう。

「やってみる」ことができたら、次はそれをやり遂げることが大事ですが、そこでも「積極性」ではないかと思います。やり遂げるために、自分で調べたり、あるいは詳しい人に相談したり、そのような行動をしようと思って、実際にすることができるかどうかです。

こんな感じに、私の考えでは、「できる人」「できない人」は、「積極的かどうか」で決まるという感じです。その積み重ねが「できる人」と「できない人」の差になるのではないでしょうか。従って、私は決めつけ感が強い「できる人」「できない人」という分類はあまり好きではなく、「積極的な人」「受動的な人」という方がしっくり来ます。「やってみること」ができる人かどうかの違いなのだと思います。

では、「積極性」を持つためにはどうすればいいのでしょう?

人は楽しいこと・好きなことなら、やめろと言われてもやりたいものです。興味を持ち、好きになることが大事だと思うのですが、やってみないと楽しいかどうかもわからないとも言えます。

ということは、やっぱり、「とにかくまずはやってみる!」ではないでしょうか。

何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから・・・坂本龍馬

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