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プログラミングでメシが食えるか!?

雑用を減らせば仕事は能率アップするのだろうか?

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今日の部内リーダーミーティングで、よりメンバーの仕事能率をアップするためには?という感じのディスカッションがありました。雑用を減らせば能率がアップするのでは?というポイントも出ましたが、はたしてどうでしょう?

人によってもかなり違うとは思いますが、私自身で考えると、やることがいっぱいある方が能率は高いと感じています。やることが雑用でもそうか?というのは微妙なところですが、たとえば私の立場ですと、会社で仕事をしていると「ちょっと相談が」とか、お客さんからもお声がかかったりします。でも、それを想定して、はじめから前倒しができるように工夫していると思っています。

ところがいざ暇になると、本当はじっくり取り組みたかったことがたくさんあったはずなのに、なんだか気分が乗らない状態になることがよくあります。時間に余裕があるとかえってだらけてしまう気がします。

私は納期遅延や、あるいは何かの約束に間に合わなかったという記憶がほとんどありません。普段から沢山の割り込みがありますし、やらねばならないこともたくさんあるのですが、だからこそ、前倒しで片付けますし、最初から間に合うような日程調整もします。「それは得意分野でノウハウがある仕事ばかりだからですよ」とも言われましたが、本や記事を書く仕事などはノウハウがあってもやっぱり時間もかかります。それでも約束に間に合わなかったことはほとんどないと思います。

さらに、趣味や家族との時間も犠牲にしたくないので、それほど仕事に時間をかけているわけでもないと思います。「すぐやる」「先に目処をつける」「調整する」ことを心がけて、前倒しを常に意識しているのがポイントだと思います。もちろん、短時間でものめり込んで集中することも大事ですし、たまには隔離環境も大事ですが、忙しくても、割り込みが多くても何とかなるようにしておく心がけが大事だと思っています。

そういう仕事の仕方だと、中長期的に積み上げていくようなものは難しいのでは?と思うかも知れませんが、私は同じだと思っています。毎日できるときに少しずつでも進めることや、最低限これだけは続けよう、という意識があれば、このブログのように、いつの間にか多くの積み重ねになるものです。

むしろ、やりたいことややるべきことががあまり無いから効率がアップしなかったり、間に合わなかったりするのではないかと感じています。人は忙しいほど効率も高いのではないかと私は考えています。

人それぞれ性格が違うと共に、仕事のスタイルも違うので、どれが正解ということではないと思いますが、できる人は忙しくてもできるし、できない人は時間がたっぷりあってもできないものです。わざわざメンバーの時間を空けて作ってあげなくても、時間は自分で工夫して生み出すもの、くらいの考え方でもいいのではないかな・・・と感じたのでした。とくに当社の仕事のように各自が工夫ができるタイプの仕事ではそうだろうと思います。

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