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ビジネスをアートする?!社会をアートする!?コミュニケーションアートから見た時代の新潮流

行ってきましたベネッセアートサイト直島

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P1090732_2社会人になったらビジネススクールもいいけど、コミュニケーションアートスクールという日も近い。

ということで、最近ますます充実している新月会のメンバー数人で「ベネッセアートサイト直島」に行ってきました。

四国高松から船で40分、島にある美術館に泊まれるという素敵な体験、客室も少なく、人気も高いため、かなり前から予約が取れない・・・ということでちょっと気合を入れないとなかなか行けません。

そんな訳で、今回企画提案をしてくれた新月会の事務局長につくづく感謝。

その上素晴らしい天候にも恵まれ、参加者全員が「行ってよかった」「勉強になった」の興奮の旅となりました。

企業とアート、地域とアート、建築、美術館に泊まれるというホスピタリティー、なにより大自然とアートの融合と興味のある要素満載。この直島を実現してしまうベネッセの福武さんの「思い」そして「財力」は本当にすごいと思いました。

企業がアートと関わる場合、企業のメッセージを力強く代弁してくれるのがアート。また多様性に満ちたアートの中でセレクトされる作品や建築は、図らずも企業のメッセージや好みが浮き出てきます。

「よく生きる」というベネッセのメッセージは、アートや建物より、直島の自然全体に込めらているように感じました。また作品や建築にも何か他のメッセージが込められているようで、とても興味を持ちました。早速ケースが見れないものかとハーバードビジネススクールの友人に聞いたところ、残念ながら話題に上がることはあっても、まだケースはないとのこと。気になります・・・

それにしても、さすがおとなの遠足(笑)だけあって、振返りミーティングなどかなり深い議論が交わされつつも、地元との交流も必須と、約一名の誘いにほだされ、深酔いしてしまった人も続出。そんなムードメーカー高瀬氏が仕切る、HOCA創造研究所の「ほか旅」というページには、素敵な直島の風景がしっかりアップされてますので是非ご覧ください。島の家々にかかる「アートのれん」が特に素敵です。

たくさんパワーをもらった直島ツアー。今回の体験はコミュニケーションアートミュージアム構想の実現に向けての、いいベンチマークになりました。

それから、前回ご紹介した「愚直に積め!」の著者である辻さんからいただいた、「客はアートでやってくる」東洋経済が私たちの中で必須課題図書になっています。今回の直島で体感したこととも繋がるテーマ。現代アートを取り入れ、黒字経営を続けるおもしろい温泉旅館のお話です。次回の新月会でレビューをする関係で、感想などはまだ書けませんが、興味のある方は是非お読みください。特に知的経営に興味のあるビジネスパーソンにはお勧めしています。

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