昨日のニュースですが「Facebook、フィードアグリゲーターのFriendFeedを買収」をベンチャーExitの視点で
◆FriendFeed http://friendfeed.com/
TechCrunchのCompany Profile http://www.crunchbase.com/company/friendfeed
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2009/08/11 「Facebook、フィードアグリゲーターのFriendFeedを買収」 ITmedia
2009/8/11 「Facebook、フィードアグリゲーションのFriendFeedを買収」 @IT
2009/8/11「よりTwitter的に: Facebook、リアルタイム検索を可能に」 ITmedia
そして、オルタナブロガー 小川 浩さんの
2009/08/11 FacebookがFriendFeedを買収しTwitterとの対立構造が強まった
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Twitterとの戦いは、明確ですね。芽を早期に摘み取りたい感じがします。
個々のサービスや買収の意図などについては、さておき、FriendFeedというサービスが、2007年の創業でありながら、5,000万ドル=約50億円でバイアウトとなったということが、すごい。
一昔前であれば、フツーにあった買収かもしれませんが、最近はあまり聞かなくなっているのではないかと思います。
欧米では、このようなベンチャーExitがまだ成せる環境になっているということに驚くわけですが、勝手ながら、このバイアウトのポイントは、
- ファウンダーがGoogleの優秀なエンジニア
IQ180以上の有名大学出身者しかいないと言われるGoogleパワーが注入 - ファウンダー+エンジニアでわずか12名という少数精鋭で、短期間にサービスを立ち上げて認知度を高めていた事実
- Twitterの隆盛と、Facebookの市場攻略という外部環境にマッチ
2007年の創業で、わずか1年でのパブリックベータ版リリース、そして、2008年2月にシリーズAで500万ドルの資金調達(Benchmark Capital)ができているわけです。
にも関わらず、メンバーは12名のみ。
本サービスにインフラコストが膨大に掛かることは間違いありませんが、無理に人を増やさずに、サービスを仕上げていくことができる、そのためのコア人材・資金やプラットフォームが、ベンチャーExitには重要であるということで。