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世界で唯一のソーシング意思決定支援システムCombineNet

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調達・購買システムにはパッケージタイプとASPタイプ、更にフルアウトソースのタイプがあります。アジルアソシエイツのレポートに一覧表が記載されていますのでご参照下さい。

ソーシングの機能としては、電子カタログ・都度見積り・リバースオークション等があり、
プロキュアメントの機能としては、申請・承認・発注・受入れ・検収・支払い等の機能が提供されています。

ソーシングに関しては、何らかの方法で電子的に見積りを取るところまではサポートしていますが、どこから、なにを、幾らで、いくつ調達するかの意思決定までをサポートしてくれる機能はありません。

戦略ソーシングASPサービス CombineNet(コンバインネット)は、どこから、なにを、幾らで、いくつ調達するかの意思決定を支援する唯一のシステムです。

CombineNet(コンバインネット)には3つの大きな特徴があります。

1つ目の特徴は、対話型の入札システム(Expressive Bidding)であることです。
リバースオークションに代表される入札システムには、対話という機能はなく、バイヤーからの見積り依頼に対し、それを満たす見積りを電子的に提出する機能しかありません。

CombineNet(コンバインネット)には、サプライヤーから、自社の強みを生かした見積りシナリオを提案する機能があります。
代替え品・パッケージ値引き・条件付き見積り等々、バイヤーからは見えない各サプライヤーの強みを取りこぼすことなく調達に生かすことが出来ます。

2つ目の特徴は、調達戦略シナリオ作成機能です。
リバースオークションに代表される入札システムには、最安値先から調達する以外の選択肢はありません。ところが、調達には、コスト以外に、品質や安定供給や継続性やリスクマネジメントなどの重要な要素があります。各要素のウエイトのパラメータを変更することで、価格重視、品質重視、安定供給重視、各要素バランス重視などの、複数の調達戦略シナリオをバイヤーが作ることが出来る機能です。

3つ目の特徴は、強力な組合せ最適化エンジンです。
カーネギーメロン大学を中心とする数学者10名が開発したエンジンで、16の特許を取得し、32の特許を申請中です。
サプライヤーから100通りの提案見積りが発生し、バイヤーが50の調達戦略シナリオを作ると、100の50乗の巨大な探索空間が生まれます。
ところが、このエンジンを使用すれば、各調達戦略シナリオ毎の、コスト削減効果、総サプライヤー数、調達品目充足率などを数十秒で計算しアウトプットしてくれます。

バイヤーはこのアウトプットを社内関係者と検討し、根拠が明確なソーシングを決定することが出来ます。この様に、CombineNet(コンバインネット)は世界で唯一のソーシングの意思決定をサポートするシステムですので、多くのグローバル企業で、重要戦略アイテムの調達に利用されています

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