泉谷 章のITソリューション考察:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 泉谷 章のITソリューション考察

ERP,SCM,CRM.DWH,BI,モバイルでの見方、考え方で感動したこと書いていきます

今回は、Excelで行っていた管理業務をそのままSalesforceに移行することにによって起きた悲劇を書きます。

C社は、事務機器の販売と保守を行っています。新たに事務機器を販売すると、取引先名、住所、製品名などの紙のデータからExcelに手入力されていました。

保守サポートを主な目的として、Salesforceが導入され、カスタマイズはあるSaleforceコンサルティングパートナーに依頼されました。

導入されて半年が経過していましたが、保守サポート責任者はこのSalesforceの使い勝手の悪さに悲鳴を上げていました。

なんと、「取引先」の1画面の中にデータ項目が約150あり、大変見づらい画面になっていました。従来、手入力されていたExcelには約200の項目がありました。その中から必要な約150項目を「取引先」にカスタム項目を追加して、データローダーを手動で利用し、データ移行を行っていました。

最初の相談は、この手動のデータローダーによるデータ移行を自動化できないかということでした。自動化は簡単に出来ますが、それよりもこの「取引先」画面を何とかするのが先決です。

Excelしかない場合は、1つのExcelデータで何にでも対応できるように、あらゆるデータを入力されていたと思いますが、Salesforceが導入されれば、あらゆるデータを1画面に入れる必要はありません。

「取引先」には、取引先名、住所、電話番号、設置製品名、シリアルナンバー等は必要ですが、例えば、設置製品のあらゆるスペックまで入れる必要はありません。スペックは「商品」にあれば良い筈です。

Salesforceに必要なだけタブを用意し、紙データから、分割して各タブにデータを入力すれば画面は見易くなりますし、Excelは必要無くなりますし、データ移行も必要無くなります。

Excelありきの既存の仕組みを、只そのままSalesforceに取りこんでみても、業務効率は改善する筈がありません。

Izumitani

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泉谷 章

日本初でCRMコンセプトを普及させるなどソフトウェアパッケージビジネスに長年携わり、現在はSalesforceの導入コンサルに従事

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