自分が持っている全てのCDの枚数は面倒くさいので数えたことはないが、この正月休みを利用してマイルス・ディビスのCDだけは数えてみることにした。一番CDを持っているアーティストがマイルス・ディビスであることはわかりきっていたので、一体何枚持っているのか急に数えてみたくなったのだ。
結果は511枚。これはBOXのCDも1枚づつ数えた結果で、タイトルの数ではないのであしからず。300枚くらいを予想していたので、この数には正直驚いた。でも、マイルス・ディビスは500枚のCDを所有するに値するアーティストだ。
僕は、これからジャズを聴こうとしているという音楽ファンに、必ずといって良いほどマイルス・ディビスを薦める。なぜなら、マイルス・ディビスさえ聴いていればジャズ全体を俯瞰することができるから。
マイルス・ディビスの音楽全体を時代を追って聴いていけば、チャーリー・パーカー、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、ウェザー・リポート、ハービー・ハンコックといった具合に、最終的にほとんどのアーティストに辿り着くことができる。これって、ちょっと普通じゃない。
僕はジャズ以外の音楽も好きだけど、他のジャンルにはマイルス・ディビスのような存在をは探してみても見つからない。もしかしたら、マイルス・ディビスって音楽全体を見渡してみても唯一無二の存在なのかもしれない。
『ビッチェズ・ブリュー』以降あたりを境にして好みが別れるようだが、僕は『ビッチェズ・ブリュー』以前も以降もどちらも好き。サックスでいうと、品が良いウェイン・ショーターよりも混沌としたサウンドを造り出すゲイリー・バーツが好きだ。
いずれにしても、どれかアルバムを1枚聴いて気に入ってしまったら、500枚くらい聴いてみたくなるアーティストであることは間違いない。

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