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ビジネスSNSを利用する企業側の変化

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天気予報によると、今日の東京は久しぶりに雨模様のようですね。ここのところ、梅雨とは思えない天気が続いていたせいでしょうか、そろそろ少しまとまった雨が降ってもいいのかなと思っています。雨は、空気をリフレッシュしてくれます。あんまり続くと嫌になるんですが、降らないと逆にちょっと寂しく感じてしまうから不思議なものです。

SNSの導入を検討している企業の担当者と話をしていて最近感じていること。それは、SNSの導入にあたって、明確な目的をもっている企業が増えてきているということです。この現象は、ほんの数ヶ月前までは考えられなかったことです。以前は、SNSの導入に対して、漠然としたイメージしかもっていない企業がほとんどでした。

それが、この数ヶ月で、企業のSNSに対する意識が急速に変わってきたように思います。この変化には、本当に目を見張るばかりです。一番の変化は、SNS導入の目的が明確になっていることです。「社内のコミュニケーションを活性化させたい」「OB会ネットワークを構築したい」「新卒内定者のためのネットワークを構築したい」など、何のためにSNSを導入したいのかがはっきりしているケースが目立ちます。

目的がはっきりしているということは、導入するSNSに、どんな機能が必要なのかがちゃんとイメージできているということです。mixiが実装している機能があれば充分なのか、あるいは、何か追加しなければならない機能があるのか、企業側がある程度理解できているということです。

そして、SNSを利用する企業側が、SNSについての理解度が深まってきているということは、私のようなSNSを導入する側にもプラスの作用をもたらします。一番大きなプラス効果は、どんな機能を自社のサービスに実装していけばいいのかが明確になることです。今までは、どちらかと言えば、半分手探りの状態で機能を実装しなければなりませんでした。マーケットニーズが把握できなかったため、こちらである程度予想するしかなかったのです。

ところが、最近は違います。マーケットニーズがある程度は把握できるようになってきました。企業がSNSに何を必要としているのかが、以前よりはだいぶ理解できるようになってきたのです。

こうしたSNSを利用する企業側のプラスの変化は、SNS業界全体にとってとても喜ばしいことです。なぜなら、SNSを利用する企業側の理解者が、SNSの利点を口コミで広めてくれるからです。SNSがもっとたくさんの企業で使われるようになるためには、SNSを製品やサービスとして提供する側の企業だけではなく、使っている企業側の力も必要です。

SNSの理解者が一人でも多く増えることは、SNS業界全体にとっても非常に重要な意味をもっているのです。

※ 今日は、来社してくださるお客様が4社。出不精でスイマセン(ぺこり)。

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