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情報格差などがもたらす情報社会の問題について考える

情報格差の解消方法(4)

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今回は、情報格差の解消方法(3)の続きで、情報格差の原因である以下の5点のうち、4について述べた い。

  1. 組織・人脈のつながりの強弱
  2. 地理的な遠近
  3. メディアの特性の差異
  4. メディアリテラシーの差異
  5. 情報リテラシーの差異

メディアリテラシーは、情報リテラシーの中でも特にメディアに関する能力として考えている。メディアには、前回述べた通り、以下の2点が存在する。

  1. アナログメディア
  2. デジタルメディア

双方ともメディアリテラシーの要素は、共通しているが、以下の2点に集約されると考えている。

  1. メディアを利用した情報収集能力
  2. メディアの情報分析能力

1は、例えば、アナログメディアについては、どの本やどこの図書館に、参考となる情報があるかを探し出す能力。例えば、論文などから、筆者のリファレンスをあたってみたり、参考となる本を教えてくれる人を人脈の中にもっているかなど。
デジタルメディアについては、インターネットでどう検索すれば、精度の高い欲しい情報がゲットできる能力。

2は、デジタルもアナログも共通しているが、ゲットした情報の精度を判断できる能力。本質的な部分に近いものは何か?ということを考え抜ける能力。

一番大事なのは、メディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の知見などで正しいかどうか、必要な情報かどうかを判断できる能力であると考えている。

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