情報格差などがもたらす情報社会の問題について考える

電話の壁を無くすには?

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福岡市街地の観光地を巡る屋根のない2階建ての「オープントップバス」の予約は電話か市役所の窓口に限られ、電話で会話できない聴覚障害者が自ら予約するには窓口に出向く必要があり、市がバスを運行する西日本鉄道に対し改善を求めているとのこと。

▼電話予約が聴覚障害者の壁に オープントップバスで福岡市が改善要求 西鉄、ネット検討へ

市の要求に対し西鉄は「聴覚障害者の方の排除は意図していない。お客さまの利便性向上のため、ネット予約の導入を前向きに検討していく」としている。ネット予約はシステム整備費用が膨大なため、これまで導入を見送っていたという。

西鉄のように、予約が電話しかできないところは今だにたくさんあります。

ネット予約がOKでも直前の予約やキャンセルは電話でないとだめなところがほとんどです。

でも、ネット予約の導入をすればすべて解決するかというとそうではないです。

直前の予約やキャンセルなどはリアルタイムでのやり取りが必要なため、ネットでは難しい面があります。

そこで、聴覚障害者と会社を手話や文字でつなぐ【電話リレーサービス】を使用すれば良いかもしれませんが、実は今の日本では、正式なものではなく、日本財団が試行サービスとして提供しているだけなので、24時間対応じゃないし、いつまで続くか不明といった課題を抱えています。

▼日本財団ー電話リレーサービスモデルプロジェクト

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日本でも早く正式な電話リレーサービスを提供すれば、こういった課題は解決するのではないかと考えます。

また、ネットで予約するシステムを導入するとなると、システム開発・運用などで結構コストがかかるので、電話リレーサービスを利用した方がコスト面で有利です。

NPOインフォメーションギャップバスター では、総務省に対して電話リレーサービスの早期公的サービス化を求めて署名と要望書を提出しました。

▼【ご支援感謝】7/12に金子めぐみ総務大臣政務官に【電話リレーサービス24時間365日対応/公的サービス化】要望の署名提出しました!

障害者差別解消法や地方自治体による障害者差別解消の推進条例により、障害者は、民間企業に対して、合理的配慮(障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜)を求めることができるようになります。

過重な負担にならない範囲での対応としては、健常者と同じように電話ができる仕組みである、【電話リレーサービス】が公的サービス化することで、民間企業の負担を軽減させることができるようになります。

みなさんにはもっとこのことを知って欲しいと思います。

NPOインフォメーションギャップバスター では、民間企業に対しても啓発事業として、講演を実施しています。

関心のある方は、ぜひ、NPOインフォメーションギャップバスター までご連絡ください。

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