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ドラゴンクエスト展(1800円)にいって見つけた、ブームを起こす企画に必要なたった一つのもの

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ドラゴンクエスト展(1800円)にいってきたので雑感:

ドラゴンクエスト展をみて、思ったのは、数多くの強みのひとつに堀井雄二がプログラム経験があって、かつ、ジャンプの原作ライターであったことがあったと思った。鳥山明とのパスもあったし、宣伝するメディアのパスを持っていたのが強かったんだと思う。初代ドラゴンクエスト関連のジャンプの記事は堀井雄二自身が書いていたようだ。リーチするメディアを持っていないとブームを起こすのは難しい。

ガンジーも独立運動を起こす前に、新聞社を起こした。ジョブスもスーパーボールをメディアとして使った。宮崎駿もアニメージュに連載を持ってリーチしていた。

いいもの作るのも大事だけど、メディアを作ってリーチするパスをちゃんと確保しないとムーブメントを起こすのは難しいと思った。

展示にあった手書きの仕様書や企画書を見ていると、そのへんのアホなWeb企画屋より技術分かっている人の書き方だった。もちろん、このまま実装したようには見えなかったけど、ところどころ、IF文とか、BASICっぽい計算式とか、「ふっかつのじゅもん」のビット仕様例などを書いて、「こんな感じの実装」みたいな書き方をしていた。エンジニア(中村光一?)との意思疎通がしやすかったように思う。ただ、このやり方は、大規模化すると難しいなーと思った。たしか、ドラクエ2まで中村光一がマンションでゴリゴリコードを書いていたとか聞いていた気がする。

ただ、ドラクエ展は前半は竜王を倒すアトラクションや、出口には夜景を楽しみながら、ご飯やお酒を楽しむスペースがあったりで、デートコースにはいいけど、ひとりぼっちではしんどいなーと思った。ぼっちで1800円払って竜王倒しにいってきたよ。クリスマス爆発しろ!

アルファブロガー・アワード2010受賞

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