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「IBMのオープンソース支持は見せかけ」にIBMが反論

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2005年にフリー/オープンソースコミュニティに500件の特許を提供すると約束しておきながら、フランスのベンダーTurboHerculesを相手に特許侵害の脅威を振りかざしたとして、Florian Mueller氏に「裏切り」「偽善」「本性がみえた」とまで非難されたIBM(記事はこちら)。eWeekによると、IBMはこれについて、「TurboHerculesに送ったのは特許の非包括的リストであって明確に特許を主張したわけではない」と説明しているという。「現在でも2005年の特許許諾の姿勢は変わっていないし、メインフレームでの膨大な投資を保護する権利への認識も同じだ」とIBM。

eWeekが指摘しているように、Miguel de Icaza氏などオープンソース陣営は今回の件についてIBMに批判的なようだ。

ニュース記事でも書いたように、Florian Mueller氏は欧州ソフトウェア特許反対運動(NoSoftwarePatent)などで知られており、影響力が大きい人物(こちらの記事を参照)。

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