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ハイテク立国を目指すルーマニア

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Ericssonがルーマニアの首都ブカレストにサービスデリバリセンター(GSDC)を設立する。以前このブログで触れたように、今年1月にEUに加盟したルーマニアは、エンジニアのスキルの高さで知られている。Ericssonも当初、約200人のエンジニアを現地で採用するという。

ルーマニアの公用語ルーマニア語はラテン語であることから、ルーマニア人にとってフランス語は習得しやすいらしい。そのためか、フランスにはルーマニアの人が多いのだが、スリなどを組織的に行う悪いイメージもある(私も3年前、ルーマニアの少年2人組に背中にしょっていたバックパックを開けられたことがある)。だが、数学をはじめとした教育レベルの高さは認められており(それがスパムやウイルスを生んでいるという指摘もあるようだが・・・)、今後が期待されているようだ。Ericssonのようなハイテク企業の進出も目立つ。

ルーマニアの通信規制当局によると、2006年末時のルーマニアのインターネットユーザーは330万人。2005年から80%増加した。このうち180万人はブロードバンド接続を利用しており、ADSLなどのブロードバンドの増加率は135%増という。携帯電話の普及率は約81%。


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