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読みやすく、リツイートされやすいツイートを書く方法

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海外サイトの「ReadWriteWeb」で Dave Copeland氏が「読みやすく、リツイートされやすいツイートを書く方法」というエントリーを書いていて、参考になる内容だったので備忘を兼ねてご紹介します。
※ 一部わかりやすいように言い換えているので、厳密な逐語訳ではありません。悪しからず。

How To Write Readable - And Retweetable - Tweets|ReadWriteWeb by Dave Copeland [2012-03-09]
http://www.readwriteweb.com/archives/how_to_write_readable_-_and_retweetable_-_tweets.php

1. ツイートは短くあるべし:100〜120字が理想
たいていのユーザーはツイートを一瞬しか見ない。最大文字数140字近くまで書くと、ごちゃごちゃした印象を与えてしまい、読まれない。
 
2. ツイート内にメンション(@ユーザー名)を1つ入れる
少なくともその人には読んでもらえる(笑)。うまくすると、RTしてくれるかもしれない。
 
3. ツイート内にハッシュタグを1つ入れる
ハッシュタグを入れておくと探しやすくなる。自分をフォローしていない人に見てもらえる機会も増える。
 
4. ツイート内にリンクを1つ入れるようにする
リンクは是非入れるべき。調査によれば、リンクが入っているツイートは入っていないものに比べて3倍多く共有(シェア)された。
 
5. 一般的傾向として、リツイートされやすい曜日は金曜日。時間帯は午後3時以降がよい
あくまでそういう傾向があるというだけで、絶対ではない。
 
6. リンクはツイートの前のほう(頭から4分の1)に記述する
しばしばリンクはツイートの最後に付加されているが、実はこれは良くない。調査によると、ツイートの頭から4分の1のところにリンクがあるもののほうがクリック率(CTR)が高い。次の図で明らかなように、濃いピンク色の部分(=高いクリック率)が集中しているのはツイートの頭から4分の1付近。  

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7. 拡散したい記事のタイトルとリンクだけのツイートは御法度
その記事をみんなに共有してもらいたいのなら、読むメリットを一言添える。記事タイトル以外に「〜する10の方法」のような文言を加えてもよい。あるいは、気の利いたコメントや人を笑わせるコメントを添えるのも有効。


ルール3のハッシュタグは、ある特定のテーマについて投稿するときには有効ですね。今後気をつけたいと思います。
ルール6は、へ〜と思いましたが、どうなんでしょう。リンクが途中にあるとちょっと読みづらいような気がします。

一番重要なのはルール7ではないかと思います。ニュースサイトのツイートだと「タイトル+リンク」のみのもの多いですよね。内容がよくわからないのでついクリックしてしまうのですが、もしかしてそれが狙いかといま気がつきました。意図的ではないかもしれませんが…(未必の故意?)。

[追記 2012-03-12]
ITmediaの関連記事「ツイートで読む価値があるのは全体の3分の1――研究者らが調査結果を発表」には、嫌われるツイート・好まれるツイートについて載っていました。以下に、「好かれるツイート」を書くための9つのポイントを引用しておきます。上のルールと比較してみるとなかなか興味深いですね。

  • 情報は鮮度が命
  • リンクをツイートする際には何らかのコメントを追加する
  • 極力短く。そうすれば(非公式の)リツイートでコメントをつけてもらいやすい
  • ハッシュタグは質問ツイートでは役立つが、「#」や「@」は読みにくくなるので多用しない
  • 個人的な行為(「ランチなう」など)のツイートはおおむね嫌われる
  • 意味が分からないほど短くしない。リンクだけのツイートはクリックされない
  • 泣き言などのネガティブなツイートは嫌われる
  • メディアが記事へのリンクをツイートする場合は、ツイートですべてを説明せずに思わせぶりにする
  • 著名人に求められるのは専門的な話であって個人のゴシップではない
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