自分をUTAU音源化する:できたぜ自分音源自分調声
ついにUTAU音源の仲間に入れたかな? OREMOで録音・WAV切り出しして、原音設定を一括で実行するところまでは前回やりました。
原音設定ツール「utau_lib_analyze」の画面はこれです。推定に失敗したものはこのようにエラー表示がされます。
WAVファイルと同じフォルだに保存される.iniファイルをoto.iniとリネームして、そのファイルをUTAU(VMware Fusionで動かしている)に取り込みます。
取り込んだ後はUTAU側での作業になります。
この画面では、utau_lib_analyzeの結果が反映されていますが、おかしいところもあります。シーケンスを組んで初めて分かるものもあります。そのときには内蔵のビジュアルエディタを起動して、手動で修正します。
この段階では、1音1音使われる毎に周波数を計算する作業が入るため、サウンドのレンダリングに時間がかかります。それを一括で計算してしまい、それを音源ファイルとともに保存する方法があります。これは、UTAUの隠し機能として装備されているもので、その方法を使って周波数表を一括作成して、ひとまずは設定終わり。これにけっこう時間がかかりますので時間があいたときにやりましょう。まあ、ボタンを押して放置するだけですけど。
これで晴れて自分の音源をUTAUから使うことができるようになります。
UTAUの調声方法を調べると、VSQの読み込みができることがわかったので、まずはありもののオケ、ありもののVSQを読み込ませてみることにしました。
それだけだとぶっきらぼうな歌い方になってしまうので、母音分割したものをつなげる機能とポルタメント、ビブラートなどを簡単に設定できるツール「おま☆かせ」を多用しています。
親ばかですが意外といけるじゃない、というのが第一印象。単独音で、キーは1種類なんですが。ポルタメントとビブラートだけでもけっこういいもんです。
まあ、自分以外に使う人はいないでしょうけど、自分が声を出せなくなった、万が一のときのバックアップができたのは心強いです。
なお、かかった時間はこんな感じ。
・OREMOでの録音・WAV切り出し:40分
・原音調整一括変換:1分
・UTAUでの周波数表一括変換:1時間20分
UTAU上での作業は、「おま☆かせ」ツールとR(休符)の使い方を覚えればとりあえずなんとかなるかなあ、という感じです。
さて、名前はなんにしようかなw
ところで、初音ミクみくさんによれば、UTAUが新エンジン採用でノイズが少ないストレッチができるそうな。あと、音の接続がクロスフェードじゃなくて、音声モーフィングに変わると。このタイミングで音源化しておいてよかったかも。