購入決定!MS-10直系の超シンプルなアナログパームシンセ「KORG monotron」が出たー!
小型楽器ガジェットではiPhoneとKORGが支配しているといってもいいのですが、KORGがさらに攻めてきましたよ。
フランクフルトで開催されているミュージックメッセで展示されているらしいKORG monotron。Analog Ribbon Synthesizerと名乗るこの手乗りシンセサイザーは、Synthtopiaの情報によれば、
・単4乾電池×2で駆動
・スピーカーつき、ヘッドフォンジャックつき
・キーボードの印刷がされたリボンコントローラで演奏
・アナログフィルター回路はMS-10やMS-20と同じ
・オーディオ入力をこれでフィルターすることが可能(MS-10、MS-20みたいに!)
・ADSRはない。そのかわり、VCFはカットオフ、ピークあり
・5月出荷予定→4月下旬出荷
レゾナンスじゃなくて、ピークですよ、ピーク。これはMS-10/20直系じゃないですか! 外部入力というのもまさにMS-10。ある意味、DS-10よりもMS-10っぽいシンセです。
まったくKORGはとんがったシンセつくるなあ。 50ユーロという話がありますが、これで1万円くらいならズバリ買いでしょう!→6300円! 4月下旬には販売開始だそうです。予約入れなきゃ。
公式ページ、できてました:
左からストラップホール、ヘッドフォンジャック、AUXイン、ボリュームあたりでしょうか。一番右は謎。ラインアウト? 電源?
公式サイトにスペックきました:
鍵盤部 1OSC、1VCF、1LFO
スイッチ standby/pitch/cutoff切替
ツマミ VCO pitch、LFO rate、LFO int.、VCF cutoff、VCF peak
コントローラー リボン・コントローラー
ボリューム ヘッドホン・ボリューム
入力端子 AUXインプット(3.5mmステレオ・ミニ・ジャック)
出力端子 ヘッドホン(3.5mmステレオ・ミニ・ジャック)
スピーカー 最大出力0.2W
電源 アルカリ単4電池x 2本
付属品 単4電池x 2本
電池寿命 約4時間(使用電池、使用状況により変わります)
外形寸法 120(W)x 72(D)x 28(H)mm(ツマミ高さ含む)
重量 95g
95グラム、120×72×28ミリ。iPhoneより軽い、小さい。iPhoneは135グラムで115.5×62.1×12.3ミリ。AUXインはステレオなので、iPhoneの出力をそのままmonotronに通して出力すればすごいシンセサイザーフィルターに変身する。この組み合わせは凶悪なクラブマシンになるかも。
monotronは発売タイミングからするとiPhoneの楽器アプリがでてすぐに開発を始めたんだろうな。MS-10/20からExternal Signal Processor部分だけピックアップしてiPhoneとほぼジャストサイズに収めるとか、DS-10との差別化もよく考えてある。
AUXにはKAOSSILATOR、ギター、キーボード、iPodなんかをつなげって書いてあるね。うん、そうするよ。
ある意味、フィルター専用の超小型フィジカルコントローラということもできるね。KAOSS PAD miniのフィルター部分だけっぽいけどさらにスピーカーがついてる、みたいな。
追記:日本語ページできました。デモサウンドも2つ(その1、その2)。凶悪な音してます。鍵盤は書いてあるだけで領域を認識するわけではなく、きちんとした音程を出すのは難しいかも。そのかわり、ビブラートとかは自由自在になるかと思います(笑)
音色についてはDenkitribeさんの保証付きなので、もう安心していいでしょう。
ぼくといえば、32年ほどかけてMS-10→MS-20→Legacy Collection→DS-10→DS-10 Plusときてるので、MS-10直系の子孫であるmonotronも当然手に入れるですよ!
イケベ楽器で予約しました! 価格は消費税・送料込みで6000円ちょっと。
動画がもう1つでてました:
追記:もう1本、妄想記事書きました:
・究極の「手乗りシンセ」KORG monotronの使い道を考えてみる