誰が「iPhoneは日本で100万台」を予測したのか?
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各所で話題になってる、FujiSankei Business iのiPhoneをdisった記事について。「敗戦」「戦後処理」という記述がいかにも産経なのは別にして。
スマートフォンの小さいパイの中でiPhoneが成功しているのは間違いないと思うのですが、この記事のなかで、「100万台売れると予想されていた」という記述が問題視されています。いったい、誰がそんな予想をしたのだ、と。
日本では100万台売れる──との予測もあったアイフォーンに、もはや当初の勢いはない。アップルとソフトバンクは販売実績を極秘にしているが、通信業界に詳しいUBS証券の乾牧夫シニアアナリストは「20万台前後で止まっている感がある」と推測。年内販売は控えめに35万台程度と見積もっていたが、それにも及ばない情勢という。
わたしもiPhone 3G発売前に、こんなエントリーを書いていました。
このエントリーを書いた時点では、100万台以上と予想していたのは、クレディ・スイス証券の早川仁アナリスト。Bloombergの記事中で「年内100万台売れるのでは」とコメントしています。
また、同じFujiSankei Business iの別記事、黒船「iPhone」襲来 “鎖国”市場の再編促す可能性もでは、次のようなコメントが。
一方で、アイポッドとは異なり、「日本でのシェアは1けた台にとどまる」(山崎耕司・NECモバイルターミナル事業本部長)との楽観論も多い。
1けた台の最大値である9%とすると、414万台となります(MM総研の2008年度4610万台をベースに)。1%だと41万台。
ほかにも大きめに見積もった予想台数はあるかもしれませんね。Gartnerがスマートフォン市場での台数予想を出しているようなので、その数字があると、20万台という数字(これも推測)がどの程度なのかが分かるかもしれません。
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