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初音ミクツール、いまVSQがひたすら熱い

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 2007年10月5日に書いたエントリー、「初音ミク3D化」、どのツールを使うべきか、からおよそ100日。初音ミクというか、VOCALOID関連ツールはすごいことになっていました。

良質の3Dデータとアニメーション用データが提供されたら、その3Dソフトに流れる気がします。あとは、VOCALOID Editorの.vsqファイルからリップシンクデータを読み取るツールが出てきたら、神ツールとなるはずです。

「初音ミク3D化」、どのツールを使うべきか

 てなことを書いていましたが、それを単体でやってしまうツールが既に出ていたのです。しかも香港から。

 初音ミクのツール関係で非常にきめこまかなフォローをしていることで定評のある「初音ミクみく」さんでとりあげられていた、Skylinescripterです。作者は香港在住のGaoMachineさん。

香港人の作ったデスクトップ3D初音ミクがすごすぎる件について(初音ミクみく)
その名はSkyline

 このツールを使って制作されたミク作品はすでにいくつも出来上がっていて、SkylineScripterというタグで見ることができます。

 100日前にあったらいいなと思っていた神ツールが、想像を上回る姿で実現しているなんて。なんとすごい、なんとすごい季節でしょう。

 残念ながら、CrossOver Macでは動作できなかったので、Parallels Desktopで試してみることにします。

 もう1つの便利なVSQ関連ツール。漢字まじりの歌詞をVOCALOID Editorに一気に流し込むのに便利。

ミク語変換 Ver 0.90

 さらに、いつのまにか、ピアプロがVSQファイルの投稿可能になっていて、今年はVSQ関連がさらに熱くなりそうです。

ピアプロ 音楽:VSQ

 なかでも、VOCALOID版「くまうた」を作るための.vsqデータである、「萌艶歌〜もえうた」。すでに1ジャンルを形成していました。

【vocaloidで】萌艶歌〜もえうた〜歌詞募集【くまうた】

 こぶし(こぶち)回しの参考になる、Bumpyうるしさんの

民謡の歌わせ方(「安里屋ユンタ」より)【VSQ】

そして、天上の美しさ的バッハのコラールを古典調律でやってのけた、driponさんの

バッハ カンタータ第80番(1) VSQデータ

というのが興味深かったです。

 VSQ関連のソフトウェアについては、Vocalipsの作者であるzhuoさんによるまとめページが非常に便利です。zhuoさんの技術は、SkylineScripterのリップシンク部分に使われているそうです。これはすばらしい日中共同作業です。

Software Study Notes

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