ビートルズとApple Computerの和解で何が生まれるのか
CNNMoney.comにFortuneの「ビートルズの楽曲がiTunesで先行発売される」という記事が出ています。iPod shuffle(第2世代)をウェアラブルかつビートルズ専用にしているくらいなので、これはうれしいニュースと言えるでしょう。では、その具体的な内容はどうなのか、ちょっと考えてみました。
この記事“Beatles: only on iPod?”には、情報筋によれば、iTunesはビートルズのカタログをオンラインで販売する契約締結に近づいており、期間限定でMSN、Rhapsodyなどに先行した独占販売を行う予定、と書かれています。
では、仮にApple vs. Appleが収束し、両者が提携したとすれば、どういうことが可能になるか。個別の楽曲販売に加えて可能性があるのは(個人的な妄想含む):
・ビートルズのデジタルボックスセット:エクスクルーシブな未発表曲入り
・ビートルズのiPod/iTunesコマーシャル:リミックスニューアルバム“LOVE”にからめて
・ビートルズiPodの販売:背面には、かじられたAppleロゴと緑リンゴのAppleロゴを並べる
・ビートルズのプロモーションビデオのiTunes Storeでの販売:Penny LaneとかHey Judeとか。もちろん音はリマスターして
・DVD化されていないビートルズの映画「Let It Be」の、iTunes Storeでの独占販売
・CD化されていないライブアルバム「ハリウッド・ボウル」を先行発売
ついでに、EMIがビートルズのコンテンツを既にiTunesに提供しているという話。こちら(iTunesへのリンク)へどうぞ。フランス語で音楽はありません。あしからず。
ジョン・レノンの最後のインタビューもポッドキャストで提供されています。いわゆる「Rolling Stoneインタビュー」(iTunesへのリンク)。
ビデオポッドキャストでは、John Lennon Busというのがあります(iTunesへのリンク)。Apple Computerが支援する、子どもたちのための音楽プロジェクトを収録したもので、ジョン・レジェンドが登場した回もありました。
そういえば、いつのまにやら「Milk And Honey」がiTunes Store Japanで発売されていたんですね(iTunesへのリンク)。てっきり日本では売らないものと思ってました。しかし、このアルバムだけなのはなぜ? しかも、USのiTunes Storeで見当たらないのです、これが。
最後に、友人が翻訳した、ビートルズサウンドの舞台裏本を紹介。ジョージ・マーティンの本を読んだ人も読んでない人も、たぶんおもしろいはず。Amazonで予約受付しています。
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