Mac、iPhone、iPod、VOCALOID、DTM、楽器、各種ガジェット、自転車、メディアなどの情報・雑感などなど

FM番組録音システムの構築

»

 ちょっと前にラジオとポッドキャストを融合する「スカイセンサーサーバ」なるものを提案したのですが、ソニーのリストラ案にはラジオ部分に関する計画がまったく含まれていないようなので、自分で組んでみることにしました。

 よく考えたらラジオは現在、デジタルラジオ放送開始待ちのプラットフォーム転換の狭間にあり、既存のアナログラジオに大きな投資をするのは無駄な状態となってます。製品が出てこないのも当たり前かもしれません。

 でも、その間におしゃべり番組の面白い部分はどんどんポッドキャストのほうに流れていくでしょう。今のようにタイアップだけでなく、RSS広告と映像・音声広告を組み合わせれば、ラジオ番組よりは収益性が高くなる可能性もあります。一方、JASRACが対応を積極的に行い、著作隣接権の問題が法的にクリアされる方向にいかない限り、現在のラジオの主力コンテンツである音楽番組がユーザーに使いやすい形でデジタル化されるかどうかは不透明です。

 このように、コンテンツ的にはポッドキャストに追いやられ、デバイスは老化が進みつつあるラジオではありますが、オーディオコンテンツのファン(実はそんなでもないけど)としては、この状態のままでデジタル化を待ち続けるわけにはいかんのです。デジタル本放送開始時に登場するのはスケジュール録音できないポータブルデバイスだけかもしれないし、コンピュータと統合できるという可能性は今のところ考えていないみたいだし。

 では、どうやってラジオをスケジュール録音をするか——力技でやります。

 AMについてはGriffin Technologyのradio SHARKを使えば問題なさそうなので、購入するまで待つことにして、まずはFMの予約録音をしてみようと思います。番組を予約してMacに録音し、それをiTunesライブラリに追加するところまで。

 用意するのは:

・Mac OS Xの動くMacを1台
・FMチューナー
・USBオーディオプロセッサ
・オーディオケーブル
・Audio Hijack Pro(録音ソフト)

 なぜこれが力技かというと、FMチューナーの数と、USBオーディオプロセッサの数が、並行して録音したい局の数だけ必要だというところにあります。つらいところですが、タイマー予約可能なデバイスを買おうとすると、3万円近くかかってしまうし、Mac/PC側で時間を設定できない(デバイス側で設定しなければならない)ので、予約したい局の数が少ない場合には、この方法は有効だと思われます。

 とりあえずわたしの場合はJ-WAVEとTOKYO FMだけタイマー録音したいということで、FMチューナー2台とUSBオーディオプロセッサ1台を用意しました。なぜ1台かというと、1系統は、アナログのオーディオ入力を使うから。

 Mac側の録音アプリケーションは、Audio Hijack Proというシェアウェアを使います。32ドルなり。

hijack1

 このソフトのいいところは、オーディオデバイス毎に、録音スケジュールを決められるところにあります。しかも、曜日設定が可能で、複数設定もOK。だから、J-WAVEはアナログオーディオ経由にして、日曜日05:00〜06:00を設定、TOKYO FMはUSBオーディオで、日曜日12:00〜13:00と16:00〜17:00に設定、といったことが可能です。

 もう1つのポイント。Audio Hijack Proでは、BookmarkableなMP3への直接エンコードと、AppleScriptを使ったその後の処理が実行できます。Bookmarkableというのは、iTunesやiPodで途中まで再生した後、別の楽曲を聞いたり、ほかの作業をしても、その楽曲を再びプレイバックしたときに、元の位置から再生してくれる機能です。楽曲ではなく長時間の番組の場合、この機能があるとないとでは大違いなので、ポッドキャストやラジオでは必須と言っていいでしょう。

 AppleScriptによる後処理は、デフォルトで、「iTunesライブラリに追加」「iPodに追加」の2種類が用意されていますが、自分でスクリプトを書くことも可能。別のマシンにコピーして、そのマシンのiTunesに追加するなんてことも可能(なはず)です。

 ファイル名は、録音したいオーディオデバイスごとに設定でき、それに日時などのデータを加えることができます。ID3タグも設定できるため、iTunesライブラリに移した後の処理も楽。iTunes側でスマートプレイリストをあらかじめ用意しておけば、録音した特定のラジオ番組だけをまとめて管理することもできます。

 理論的には、USBオーディオとFMチューナーを追加すれば、さらに局を増やすことができます(実際にやるとなると、価格の点でちょっと悩んでしまいますが)。実は、このシステムを構築するのに追加投資した金額は、追加FMチューナーの2100円(+送料1200円)だけ。あとはアリモノで済ますことができました。

 Audio Hijack Proは、radio SHARKの周波数コントロールに対応し、録音もできるようなので、購入して試してみようと思っています。

Comment(2)

コメント

トラックバックありがとうございます。radioSHARKの日本国内FM対応は非常に待ち遠しいですね。アプリのFM設定項目に「Japanese」があるので、次期モデルで対応するのではないかと思っているのですが。
さて、ラジオの録音に関して、私の知人は1つの局に1つずつノートパソコンを割り当てて録音しているそうです。
http://www.binword.com/blog/archives/000151.html
いやはや……。

Tats_yさん、コメントありがとうございます。参考にさせていただいてます。1局1PCですが、うちはまだまだですね……。radio SHARKも入れてやりたいんですが、うちはケーブルTV経由でFMアンテナ引いてるんで、外部アンテナ端子がほしいところです。あと、Audio Hijack Proの9kHz非対応問題はイタイですね。フィードバックすれば対応してくれるかもしれませんが。

コメントを投稿する