ソニー復活とスカイセンサー
ソニーは負けてなんかいない。
本日の日経朝刊にでかでかと出ていた「ソニーリストラ」の記事、興味深く読みました。QUALIAがなくなる。当然でしょう。むちゃくちゃな値段のMDプレーヤーとか作ってたんだから。AIBO、QRIOは惜しい。これからなのに。
でもって、エレクトロニクスとコンテンツに集中するのだそうです。
でも、携帯音楽プレーヤーでAppleに負けた負けた言ってますが、負けているのはたかだかプレーヤー&レコーダーだけじゃないですか。ほかの音楽ハードでは勝負すらしていない。
パナソニックがSDを核にして、いちおうデジタル化をコンポに持ち込んだときにソニーがやっていたのは、MDとATRACを中心にした製品。MDがいらない、ATRACいらない、という人にはまったく無意味なオーディオシステムなのです。今のウォークマン(デジタル版の)を中心に据えたオーディオシステムすらないのです。
会社全体がiPodエコノミーにのっかる必要はないですよ。でも、MicrosoftのMac BU方式くらいは考えてもいいんではないでしょうか。他社と競合しなくてもいいところは、別ユニットにして対応製品を出せばいいではないですか。現に、ヘッドフォン部門はiPod需要を見越してホワイト化してガンガン売ってるでしょ。
そこで、どんな製品があったらいいか考えてみました。
・ラジポッド
ラジオとスピーカーを備え、iPodやウォークマンなどを組み込めるラジカセっぽいやつ。iPodを収納するためのスペースとインタフェースを備えた外部スピーカー+アンプで、ラジオ機能とポータビリティーを備えた製品を、「ラジポド」もしくは「ラジポッド」と呼ぶ、私が2005年1月27日にそう決めた。
ここをボーズやアルテック、JBLなんかに牛耳られてもいいんですかね。いちばんうまいことやっているのは、DLOのiBoomです。
・スカイセンサーサーバ
往年のSKYSENSORブランドを復活させ、その高機能、多バンドを駆使して、ラジオをポッドキャスティング化するための家庭内サーバを出します。NHKの語学番組であろうが、遠い国の短波ステーションだろうが、日曜日の朝5時にやっているモーリー・ロバートソンのFM番組であろうが、ぜんぶスケジュール録音して、MP3ファイルに保存。もちろん、番組別のタグをつけておく。
さらには、これをローカルネットの中でRSSフィードして、iTunesからサブスクライブできるようにする(CONNECT Playerでもできればやっていいです)。出かける前にiPod(やウォークマン)とシンクしておけば、ラジオ番組をそのまま運べるというわけ。家庭に1台あれば、家族全員のマシンから好きな番組のRSSをサブスクライブすればいいのです。
ああ、すごいアイデア書いちゃった。もったいないことしちゃったかも。でも、これが一番ほしいのです。実は、このシステムを構築するために、タイマー予約可能なFM/AMチューナーをヤフオクで落札してあります。オールインワンのスカイセンサーサーバが実現するまでは、自分で細々と構築するしかないだろうなあ。
けっこういい線までいっている既存製品に、
・radio SHARK:MacとWindows用。FM/AM対応。FMが日本の周波数に対応していればなあ。機能的には最も進んでいる。
・USB Radio:Windows用のみ。ちっちゃなUSBプラグイン型で、FMのみ。スケジュールが曜日指定できればなあ。録音で外部ケーブルの取り回しが不要ならなあ。
・TalkMaster II:携帯型MP3プレーヤータイプ。FM/AM対応。スケジュールもばっちり。安ければなあ。
というのがあります。