iPadでも「HP Slate」でも、電子書籍リーダーやタブレットの紹介ビデオで必ず出てくるのがNew York Times。そのNYTが、人気のブックレビューを電子書籍リーダー向けには本体とは別の製品として提供する計画を発表しました(PoynterOnlineより)。
価格は明らかにされていませんが、Sony、Kindle、Nook版を計画しているそうです。
NYTのブックレビューは、大きな書店にはそのコーナーがあるという権威あるものです。たぶん「お金を払ってでも読みたい」人は多いでしょう。NYTはほかにも、クロスワードパズルの分離販売も考えているそうです(こちらも人気コーナー。HP Slateのビデオでも紹介していました)。
有料化が成り立つかどうかは、当たり前の話ですがコンテンツ自体に魅力があるかどうかにかかっています。先日もChicago Sun-Timesのオンライン版で映画レビューのコラムを持っているロジャー・エバート氏が、通常の記事は無料のまま、年間5ドルで特別なコラムなどの特典が楽しめる会員サービスを始めると発表しました。
このコラムは絶大な支持を得ていて、「映画を見ようと思ったらまずGoogleで“ロジャー・エバート 映画のタイトル”って検索する」というファンもいるくらいです。年会費わずか5ドルなら個人にとっては安いものですが、ファンがたくさんいるので本人の収入はかなりになりそう。今まで無料だったものを有料化するのは難しいですが、有料サービスの追加なら抵抗もありません。とはいえ、これが可能なのもコンテンツがいいからなわけで。ビジネスモデルだなんだと言う前に、まずコンテンツの質を上げるのが先だよなと思ったり反省したりする今日このごろなのでした。
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