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【国内初事例?】Pinterestに、あのクマのファーファのアカウントが登場

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Twitterでは35,000人のフォロワーを持ち、拡張現実(AR)のiPhoneアプリをリリースするなど、Web界隈で結構攻めている感のあるクマのファーファ @fafa_bear が今度は話題の画像型SNS“Pinterest”に登場したようです http://pinterest.com/fa2/

今回は、この事例の紹介とPinterestのマーケティングツールとしての可能性について考えていきたいと思います。


Pinterestって?

Pinterestは、「Pin」+「Interest」。コルクボードに自分の好きな写真をピンで貼り付けていくような感じで、Web上の好きな画像を集めて共有するSNSです。最近ブロブでも取り上げられ、「今後流行するかも」という声が多く聞こえますが、現在アカウントの開設が招待制なので、申請しても招待メールが来るのに時間がかかるということもあり、具体的な活用については、まだまだこれからというところでしょう。


ファーファはこうやって使っている

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Printerestは、boardと呼ぶ画像の収集ページを複数作り、そこに好きな画像を貼り付けていくという使い方をするのですが、ファーファは3つのboardを使っています。それぞれの使い分けについては以下のとおり。ユーザー投稿用、オフィシャル投稿用、商品画像の3つに分かれています。

(1) takarabako
Twitterを通じてファーファのファンから投稿された、ファーファに関連する写真を集めています。
http://pinterest.com/fa2/takarabako/

(2) odekake
Facebookページで運営者自身がポストしている写真を集めています。
http://pinterest.com/fa2/odekake/

(3) fafa mitsuketa
Twitterでフォロワーから投稿された、ファーファ商品についての写真をPinしています。
ファーファオンラインの該当する商品ページのリンクを付けることで、商品の認知と通販への誘導を効果を狙います
http://pinterest.com/fa2/fafa-mitsuketa/


まずは既存SNSのフォローアップツールとしての活用を

現時点での活用方法としては、Printerest のユーザー数がまだまだ少ないため、判断は保留となりますが、それ以外の点について、Printerestの特徴は、以下の2点だと感じました。

・Twitterなど流れる情報でなく、情報がページ上に留まるタイプSNSであること
・Facebookページほどクローズドではないので、画像収集ページが誰でも見られるページになること

「Twitterでは情報がストックされない」、「Facebookは非ユーザーには閉鎖的すぎる」というような不満を解決するためにこのPinterestを併用していくという活用方法が考えられます。TwitterやFacebook上ですでに画像によるコミュニケーションが行われていて、その画像のまとめサイトのような形でストックするというケースではすぐにでも有効だと思います。


今後の可能性

正直、コミュニケーションスタイルの変化については、まだよくわかりませんが、ファーファの場合、Repin(リツイートみたいなもの)、Like(いいね!みたいなもの)されている画像を見ると、ほとんどが海外のユーザーからとなっています。

ビジュアルにコミュニケーションは言語の障壁がない分、違う言語圏のユーザーとの交流が簡単であるという部分には、可能性を感じます。その上で、マーケティングの利用においては、画像をとおしてどのようなコミュニケーションを組み立てていくことができるか、引き続き注目していきたいと思います。

取り急ぎ、こんなところですかね。では。

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