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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

米国有数のロビー団体からお誘いがきた....

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何のことはない、AARPからのお誘いなのだけれど....

AARP...元はAmerican Association of Retired Personsの略称だった。1958年に教師を退職したEthel Percy Andrus, PhDという人が創設した非営利団体と、ウィキペディアには載っている

最初は退職した教師の医療保険をカバーするような会員制組織として発足したのだが、その後入会資格はゆるくなって、退職しているかどうかに関わらず、50歳を過ぎたら誰でも入会できる。私の手元にも、入会勧誘のダイレクトメールが届いたのだった。そうだ。私もすでにAARPに入会できる歳なんだ.....

開き直って、どんな入会特典があるのかいろいろ調べ始めた。最初に知ったのは、AARPが米国でも有数のロビー団体だということ。確かに、会員が4,000万人もいたら、それだけで一大勢力。2006年時点で収益は$1 Bil., ロビー活動に$23 Mil. 使ったと、ウィキペディアに載っている。

医療保険の選択が増えるとか、大学によっては成人講座受講料の割引を行っていたり、年間会費$16はすぐに充分元が取れそう。自分勝手な方の私は、入会しちゃえば言いやとはしゃいでいる。

一方で、もう一人の私は、何だかしっくりこないでいる。確かに高齢者が団結して自分たちの権利を守り主張するのも、その必要性があるからだろう。しかし、将来を担うのは、常により若い世代。彼らに対し、自分たちの権利だけを守り主張していていいのだろうか?

AARPへの入会は、もう少し考えてからにしてみよう。

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