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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

世界で一番幸せな国の手作りの品

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旅の楽しみは、ご当地の特産品にふれること。当たり前の品でも、その土地で作られたものをお土産に買って帰りたい...

アメリカでは、そんな素朴な願望をかなえるのが、だんだん難しくなってきた。10年前だったら、デパートでもmade in USAのタオルを簡単に入手できたのに、今ではmade in Turkeyとかmade in Indiaとかばかり。シアトルのお土産物屋さんで売られているものの大半は、made in China。

デンマークも、状況はあまり変わらなかった。北欧デザインを自慢するこの国で、お手頃な値段でデンマーク製のものを見つけるのは至難の業。あのロイヤルコペンハーゲンの専門店でも、半分以上はmade in Thailand。それをうれしがるのはやっぱり悲しい。

コペンハーゲンのある街角で、小さなスタジオで白い粘土をこねているIngeさんを見かけた。ためらいもなくお店に入ってしまい、「とっても素敵です。」

日本を訪れたことがある店主のIngeさんは、美濃で開かれる国際陶磁器展に応募した3,000点の中から、同展に出品される180人に選ばれたのだと、誇らしげに語ってくれた。彼女のお店の作品は、もちろん、すべて手作り。

間違いなく現地コペンハーゲン産の手作りの品、みつけることができてうれしかった。

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