元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

「失われた20年」の日本は実は模範生だった?

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金融危機が起こった直後から去年くらいまでは、テレビや新聞の経済関係のニュースが日本を取り上げる場合、「日本と同じ失敗を繰り返さないためには」とか「日本を反面教師にして」とかいう論調が主流だった。

それが、このところ違ってきている。1月6日付けのニューヨークタイムスの記事では、日本の失敗というのは神話だったというし、1月12日のBBCニュースでも、日本のハイテク家電の消費の伸びや失業率の低さを取り上げ、日本を見直すべきだと言っている。

別に日本が急に変ったわけではない。景気が回復傾向にあるといいながら雇用回復がなかなか進まず、持てる1%と持てざる99%の格差に少なからざる幻滅感を味わっているアメリカと、ふたを開ければ開けるほど事態の深刻さが明るみに出て当惑しているヨーロッパと比べて、日本は相対的にそれほど悪くなかった、ということ。

手のひらを返したような日本に対する他国の評価。個人の場合も同じこと。外部からの評価に一喜一憂するのは、あまり賢明ではないみたい。

Comment(5)

コメント

あとり

単に、高所から急転落途中の欧州、二度目の崖っぷちにいそうな米国に対し、すでに転げ落ちて崖下の凸凹道を歩いている日本の差という感じではありますが。
日本は(日銀は)孤独なフロントランナーだった、という認識が強くなってきてますね。
ただ、2008年にかけて世界がバブルに踊ってる最中ですら、一応定期上は長期景気拡大局面にはあったものの、実感としてはずっと不況が続いているという認識でいたという点に、日本の病巣の根深さを感じます。
同じ内容のコメントでも、発話者が日銀総裁ならこき下ろし、FRB理事長なら絶賛するような論調の人多いですからね…。

あとり

訂正
×定期上
〇定義上

あ さん、
記事のご紹介ありがとうございます。そうなんですね。池田信夫さんのブログを興味深く読みました。

あとりさん、
ご指摘のとおり、日銀はフロントランナーだったのでしょうね。
人口の高齢化と少子化という潮流でもフロントランナーの日本、見習う外国はないわけで、これからどうしていくべきかは日本人自身が考えざるを得ないのですね。

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