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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

我と思わん方、中国の主要国営企業で働きませんか?

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という求人広告が、昨日いろいろな新聞(中国語だけでなく英字新聞にも)に掲載されていた、という。

シアトルタイムスの記事によると、129社もの国営企業をコントロールする中国のとある政府機関が、主要新聞紙に2ページの見開き広告を出したとのこと。そこには、原子力発電、自動車、繊維など、20ものポジションの求人が所狭しと並んでいたらしい。中国籍に限るポジションもあれば、外国人にも開放されているポジションもある。英語あるいはフランス語が必須のポジションもあるらしい。

これらの国営企業は、業界で主要な地位を占める会社がほとんどの一方、収益性などで民間企業に劣るところもあるらしく、それを改善することが目的らしい。中国政府も大胆なことをする。

とはいえ、記事に対するコメントの中には、多分この広告は、海外で勉強している政府幹部の子弟をこれらのポジションにつけるための口実なんだろうという、といった冷めたものもあるとのこと。

コメントの真偽はともかく、この記事を読んで、維新直後に明治政府がいろいろな外国人を招聘したことを思い出した。多くの人が破格の報酬で雇われたという。ここをチャンスとばかりに、中国で活躍してみる、というのはいかがでしょう?私がもし20歳若かったら、向こう見ずにも手を上げただろうか...

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