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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

ずっと昔の「あの夏の思い出」

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ばんちょ~さん、またまた遊んでね。

1990年夏。ビジネススクールの卒業式を目前に控え、何を思い立ったか、グランドキャニオンへの一人旅を決行した。

サンフランシスコからラスベガスまでは飛行機。空港でレンタカーに乗り換え、あの頃は無論ナビなどついていなかったから、地図を片手に一路グランドキャニオンを目指した。

街中から離れれば離れるほど、車は減っていく(当たり前か)。やがて、数時間走っても、対向車一台見かけないくらいになった。携帯電話もなかった。ラジオもあまりきれいに聴こえなかった。途中車が故障したりガソリンが切れたらどうするつもりだったのだろう。後から考えると、やはり無謀だったかな。

頭を(それとたぶん心も)空っぽにして、そこに何が入ってくるか待っていた。やってきたものは、「5年後に、私は再びアメリカに帰ってくる。」という言葉だった。不思議と、それに逆らう気持ちは起こらなかった。目の前には、まっすぐな白い道と、ずっと向こうの茶色の丘と、その上には真っ青な空。あの夏の日のワンショット、今も鮮明によみがえる。

その後の経緯は、以前のブログ記事に書いたとおりです。

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