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テラスカイに将来のシステムインテグレーターの理想的な形を見た

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昨年の話になりますが、オルタナブロガーの加藤さんの招待でプレスサロンを見てきました。マーケティング何でも屋の私としてはプレス関係のやり方を参考にしたいと思って参加したのですが、思った以上に気づきがありました。

それはクラウド・インテグレーターという考え方です。クラウド・インテグレーターと言っても、一般的に知られているクラウドを組み合わせて提案する単純なクラウドインテグレーターではありません。

テラスカイの良いところは「SalesForceであればテラスカイ」であるという、テラスカイを知らない人が説明を聞いてもわかりやすい圧倒的なポジショニングでした。

わかりやすい圧倒的なポジショニングは「実績」、「技術者体制」、「認定」、「取組」の4つから構成されており、実例を示せば「国内No1の実績」、「国内最大の技術体制(認定技術者数で標記)」、「会社として関連技術の認定の最上位をメーカーから得ること」、「関連技術の書籍 発行数が一番、もしくは一番売れている書籍を書いている」のようなものです。

このように書くと、どの企業でもなれるポジションではないように聞こえますが、業界一位というのは、作れます。例えば、大阪の企業であれば、日本一でなくても関西一位や大阪一位でいいのです。一位と言うのはどのきり方で世界を作れば一位になれるかを考えることで作れるのです。できれば日本一でいいと思いますが、まずは大阪、次に関西、そして将来は日本一でよいと思います。

クラウドが普及してきている今でも、顧客と場所が近いということは有利です。東京に日本一の会社があっても、大阪の会社は大阪一の会社を選びたいものです。

ここにシステムインテグレーターの将来があります。主戦場がオンプレミスからクラウド上に代わってきている今がチャンスなのです。クラウドインテグレーターは流通が多段階構造にはなりません。通常はサービスプロバイダーから直でサービスを販売します。つまり、納期とコストが圧縮されます。しかも、スポットではなく、毎月の売上が上がるので、予算の目途を立てやすいのです。つまり新規事業を宇やりやすい状態なのです。自身が目指すべき方向性を決めた後、地域一番点を目指して、「実績」、「技術者体制」、「認定」、「取組」を強化することで、売上が確実の伸びます。

更にいえば、大手クラウドインテグレーターは恐らく、Webでの顧客対応になると思いますので、そこで、ヒューマンによる営業・技術対応を前面に出すことで差別化もできます。まさに、地域一番店のビジネスを作りやすい状況なのです。

テラスカイは、、「実績」、「技術者体制」、「認定」、「取組」をSalesForceの分野で日本一番店を獲得しています。このブランディングの作り方、経営の仕方はかなり参考になると思いますよ。 テラスカイを知らない方は是非ご参考ください。

テラスカイ
http://www.terrasky.co.jp/

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