オルタナティブ・ブログ > 仕事と人間関係がやさしくなる、1分間IT活用法 >

「さくっとITを取り入れて、毎日の仕事と生活をちょっとラクにする」 ITで時間と心の余裕を取り戻しませんか? 経営者から就活中の人まで、老若男女問わずすぐに実践できて効果が実感できるIT活用法を厳選してお届け。NLPのノウハウと心理学に基づいた、モチベーションアップや人間関係に効くツボもお伝えします。

パソコン廃棄について、あれこれ。

»
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

年末ということもあり、大掃除の季節ですね。

生活ゴミは、普段通りに捨てれば特に問題ないですし、粗大ごみは、各自治体の基準に合わせて、コンビニ等で購入できる粗大ごみシールを購入し貼り付け、引き取ってもらう日時指定を行えば、回収してくれるパターンが一般的だと思います。

ですが、捨てたいパソコンについては、上記の方法ではムリ!という場合がほとんどだということをご存じの方も、多いと思います。

そうです。パソコン廃棄には2003年10月に施行された「資源有効利用促進法」、いわゆる「パソコンリサイクル法」という決まりに合わせる必要があります。

そこで今回は、一般家庭からパソコンを廃棄する際に気を付けておきたいポイントについて、お伝えしたいと思います!

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さて、パソコンリサイクル法には、大きく分けて、2つのパターンがあります。

それは「PCリサイクルマーク」の貼ってあるパソコン機器を廃棄する場合と、貼っていない場合になります。

一般社団法人 パソコン3R推進協会ホームページより引用
http://www.pc3r.jp/home/pcrecycle_mark.html

--ここから--

no14.jpg 「PCリサイクルマーク」は、平成15年(2003年)10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されているものです。
このマークの付いたパソコンは、廃棄する際に新たな料金をご負担いただくことなく、廃棄いただけます。
PCリサイクルマークのついてないパソコン(平成15年9月までに購入された製品)は、回収再資源化料金をお客様にご負担いただきます。

※事業所から廃棄されるパソコンについてはこちらをご参照ください
http://www.pc3r.jp/office/index.html

--ここまで--

このPCリサイクルマークが付いている場合は、購入したパソコンメーカーに依頼することで、無料で廃棄してもらうことができます。

ただし、ハードディスク等の記録媒体については、どのように廃棄されるかについては、各メーカーによる方針に差がある場合がありますので、事前に確認することをオススメします。

さて、次にPCリサイクルマークが付いていない、いわゆる古いパソコンの廃棄をする場合は、どうしたらよいでしょうか?

こちらの場合、廃棄をサポートしてくださる専門業者が、たくさんあります。

インターネットで検索すると、各地に多くの廃棄請負専門業者のホームページを見つけることができます。

サービス内容を比較すると、大きく違う点は、ほとんどありません。そのサービス内容とは・・・

・元払いでパソコンを送ってください(送料だけ負担してください)
・別途廃棄料をいただくことは、基本的にありません(その代わり、再利用できる部品を再販する場合があります)
・一部お引き取りできない商品があります(部品取り、再販できないものは、いりません)

という感じで、古いパソコンや故障しているパソコンを、回収していることが多いです。

一般的に、古いパソコン1台を廃棄する場合は、回収再資源化料金として3,150円(税込)が必要になりますが、上記のような業者を使うと、配送料のみ(梱包次第では半額程度)の費用で廃棄できることもありますので、かなりお得感があります。

廃棄を依頼する側、される側、双方にメリットがある訳ですから、うまく利用していきましょう。

中には、「ハードディスク等の記録媒体も、安全に処分します」というサービスを提供している場合もありますので、個人情報などを安全に廃棄したい場合は、こういったサービスに依頼するのも1つの手だと思います。(別途費用が必要になる場合がありますので、事前に調べましょう。)

実際、私も信頼できる会社さんに、ハードディスクの廃棄を何度も依頼したことがあります。その会社さんは、ハードディスクを物理的に破壊してくれる(専用の機械で、粉々にしてくれます!)ため、個人情報が漏れる心配は、ほぼ100%あり得ません。

しかも、ちゃんと処分しましたという証明書まで発行していただけるので、より安心できます。

ただ、念には念を入れ、もし郵送中にそのハードディスクが盗難にあったら・・・・などという場合も想定して、必要に応じて、個人的にハードディスクの内容をほぼ完全に消去できるソフトウェアを使って、データを削除してから、廃棄依頼をする場合もあります。

この作業は、ハードディスクの容量に比例して、とても時間がかかります。大抵の場合は、夜間にその作業を開始し、朝に何とか終わっている、といった感じになります。台数が多い時は、複数のパソコンを使って作業したりしますので、なかなか大変な作業です・・・。

ですが、個人情報の漏えいというリスクを避けるには、できる限りの対応策を取ることは、私のような仕事をしている上では、当然のことになります。

個人の方の場合は、専門業者に郵送して廃棄してもらうだけでも、十分だと思います。

年末年始、新しいパソコンを購入される方もいらっしゃると思いますが、必要なくなったパソコンの廃棄は、きちんとした対応で、安心・安全に廃棄しましょうね!


<1分間IT活用法>

新しいパソコンを購入する際には、古いパソコンからデータを移動すれば、古いパソコンにはもう、データは残っていない、そう思われるかもしれませんが、実は、それだけでは、その道のプロにかかれば、移動したはずのデータを復元されてしまうことは、結構簡単にできてしまいます。

パソコン本体の廃棄と併せて、ハードディスクの廃棄についても、単に捨てるという発想ではなく、きちんと廃棄する、という意識を持って、処分していきましょう。

Comment(0)