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スマートフォン×インターネット×スポーツエンターテイメントで世界を変えるにチャレンジ

グローバルならぬグローカルにスポーツゲームを提供していくこと

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モブキャストの主力タイトルの一つに「モバサカ」というサッカーゲームがあります。

 
こちら、ゲーム内容は提供マーケット別に微妙に違う部分もうありますが、そのゲーム内容はほとんど同じで、現在日本と韓国の二か国で展開しており、運営イベントなどは個別に展開しています。ネイティブアプリ化して、やみくもに他国展開を広く浅く広げるという運営方針とは現時点では、一線を画しています。
 
一方で、現在主流のグローバルタイトルと呼ばれるネイティブアプリは、逆にそれぞれの言語別に個別運営しているケースはまれなようです。グローバルにオンラインゲームを提供していくことの正解がどちらか、今のところ私としてはよくわからないというのが本音です。
 
ただ我々が展開しているスポーツゲームは、リアルのスポーツの世界と連動してユーザーの利用が影響されるため、それぞれの国や言語圏やカルチャーに最適化することで利用者の支持を集めることができますし、そうした機敏な対応をしていくことが、長く利用者の方に遊んでいただける一つの理由だったりします。
 
グローバルにスピード感をもって多国展開していくことも重要ですが、特定の国に根差して、深く利用者とのエンゲージメントを高めていくようにな運営の進め方も重要かと思います。日本と韓国に関しては、世界のスマートフォン上のソーシャルゲームの市場において、英語圏以外に、グローバルならぬグローカルな攻め方を進めなければならないようなマーケットではないかと思いました。
 
そういう一つの結論に至ったのは、日本韓国双方でサービスの提供を同じようなスタンスで行ったり、同じような決済手段を用意し収益を上げたり、マーケティング活動を行ったからこそでした。
 
私が知る限り、日本と韓国とで、ソーシャルゲームのテレビCMを同時に展開したケースはほとんどないと思うのですが、実際は検索シーンや場所も違うし、相違点もあり細かい最適化は適時行っているのですが、同じ部分もありました。韓国で日本国内向けのTVCMを流しても簡単には受け入れられないですし、逆もしかりです。双方に通用して、効果的なものが作れればよいですが、中途半端になってしまえばもともこうもありません。
 
一方でグローカルに運営しているそれぞれの国のゲームをつなぐというチャレンジにも挑戦しています。われわれは、それをモブキャストグローバルカップと呼び、現在推進しています。
 
これは、いろいろな人に聞く限りではすごく評判が良いのですが、それによって何が起ころうとしているのか、私には全く未知数の領域です。ヒットさせるの先、それぞれの国の人たちが熱中して国をまたいでつながる、そんな仕組みや仕掛けが作れたら楽しいなあと思います。
 
facebookも初期の流行は、そんな雰囲気があったような気がします。これまでつながっていなかった昔の人間関係が活性化したり、留学生や海外との結びつきが強い人たちを経由した国をまたいたコミュニケーションが活性化したり。。。
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