【続報１】2010年IDC予測 ～ iPhone，Android，iPadはどうなるか？
【速報】「2010年IT業界の10大予測」 by 米国IDC の続編その１です。
やはり気になるのはiPhone，Android，iPad関連だ。
It will be a watershed year in the ascension of mobile devices as strategic platforms for commercial and enterprise developers as over 1 billion access the Internet, iPhone apps triple, Android apps quintuple, and Apple's "iPad" arrives.
インター ネットにアクセスできるモバイル機器が10億台を超え，C向けB向けを問わず重要なプラットフォームになるだろう。特にiPhoneアプリは3倍（30万 アプリ），Androidアプリは5倍（5万アプリ）規模になる。またアップルのiPad（タブレット機の仮称）が登場するだろう。
このモバイル系の予測をピックアップして深堀レポートする。
■ Mobile Devices on a Path to Eclipse PCs
モバイル機器がいよいよPCを上回り，プライマリーのネット端末として認識されはじめる。PCが死ぬわけでは決してない（2010年の出荷台数は3億台超の見通し）が，次のようなキー要素でモバイル機器がPCを抜く，ないし抜く見通しが確実となるだろう。
- インターネットにアクセスしている端末台数
- アプリ開発者の数
- アプリケーション数
- ユーザー数
１．インターネットにアクセスできるモバイル機器が10億台を超える
2010年末には，13億台のPCに対して，10億台を超えるモバイル機器がネット接続する。またモバイル機器の普及は，PCと比較して2.5倍のスピードで進むだろう。最も重要な端末は（端末上でアプリケーションが動く）スマートフォンだ。2010年は2億台を超えモバイル端末の16%となり，2013年には20%を超えるだろう。2010年に150ドル未満のスマートフォンが現れればその勢いはさらに加速するだろう。
２．開発者とアプリケーションが劇的にモバイル機器にシフトする
iPhoneアプリケーションは2009年初頭1万から現在10万と年率900%で増加した。それに対してWindows 7のアプリケーションは1万に過ぎない。iPhoneアプリは2010年末には少なくとも30万を突破し，特にGlobal2000（フォーチュン誌による世界の優良企業2000社）や優良ブランドがiPhoneアプリを提供しはじめるだろう。
３．AndroidがiPhone，BlackBerry, Symbian, Microsoftのライバルとして浮上する
Androidアプリは既に1万となり，年末には5万～7.5万となるだろう。iPhoneアプリの（1万台から10万台の）成長と比較すると下回るのは，多くのAndroid機器との互換性で開発者にとっての難易度が高いためだが，それにもかかわらず2010年，Androidアプリは力強く成長するだろう。
４．iPadがついにあらわれる
2010年，Appleはついに噂のタブレット機（仮称，iPad）を発表するだろう。それはMacのダウンサイジング版というより，iPod Touchのオーバーサイズ版（8インチ，10インチ）だ。現在のiPod Touchのディスプレイサイズが大きくなればと思っている － ビデオ/映画を見る，書籍/雑誌/新聞を読む，ウェブを閲覧する，ビデオ電話を使う，オンラインゲームで遊ぶ － ような人たちはiPadに飛びつくだろう。2010年にMicrosoftからもタブレット機が発表されても驚かないように。
５．Netbook PCは引き続き成長する
モバイル機器市場の拡大に対して，PCメーカーが黙ってみているわけではない。Netbook（IDCでは mini notebook）は2009年に3000万台出荷されたが，2010年には25%成長して4000万台前後の出荷となるだろう。主要なプレイヤーは Asus，Acer，Dell，HP，Lenovoだ。
【関連記事】
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【参考記事】
・ 【速報】次世代iPhone，テスト開始か (2009/10/28)
・ iPhone vs Android vs SymbianOS。モバイル三国志の現状と未来予測 (2009/10/22)
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