映画『ホワイトナイツ 白夜』(1985年)
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物凄く久しぶりに『ホワイトナイツ 白夜』(1985年)を観た。80年代の、後になってみれば崩壊寸前のソ連を舞台に、ロシアの亡命バレエダンサー(ミハイル・バリシニコフ!)とベトナム戦争の逃亡亡命黒人兵のタップダンサー(グレゴリー・ハインズ!)の、まあ言ってしまえば反共映画。なのだが、ダンスの場面はもうひたすら凄い。とくにバリシニコフの踊りの身体コントロールはもうパーフェクト。何度も「すげえ」と声が漏れてしまう。どんな動きでも、ひたすら中正を崩さない。中心軸は常にまっすぐ。二人が一緒に踊る場面では、ハインズの上半身や腕が揺れるのが気になってしまうほどだ。タップだけの場面ではとても凄いんだけどね。記憶でもとにかくバリシニコフすげえ、という映画だったんだけど、やっぱりそうだった。というか、他のドラマ全然憶えとらんかった。久々ダンス場面を堪能した。
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