オルタナティブ・ブログ > 森崎修司の「どうやってはかるの?」 >

計測できそうでできない多くのこと。エンピリカル(実証的)アプローチで。

書籍「ソフトウェアエンジニアリングの実践」

»

休日、梅田の紀伊国屋にふらっと立ち寄ったら「ソフトウェアエンジニアリングの実践」という本が置いてあり手にとってみた。本屋で見たのははじめだった。IPAソフトウェアエンジニアリングセンターの3本柱の1つである先進プロジェクトの一環として実施されたプローブ情報プラットフォーム開発のことが書いてある本であり、去年、一昨年、一昨々年のEASEプロジェクトの成果も多く含まれている。

EASEプロジェクトで開発されたEPMによるデータ収集やEPM Pro*を使いながら我々が実施した時系列のソースコード規模遷移、バグの滞留時間によるプロジェクトのモニタリング方法や事例が詳細に記されている。200ページ超のボリュームがある。

本の後ろのほうでは、ソフトウェアエンジニアリング技術研究組合、SEC、EASEでエンピリカルソフトウェア工学手法を適用した結果や関係者のインタビューがまとめられている。私もインタビューを受けその内容を掲載してもらっていたが、実際に書店で手に取ってみると結構大きめに自分の写真が掲載されていてちょっとびっくりしてしまった。

Comment(0)