虎に出会った際の対応から学ぶ、問題解決の方法論
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早稲田大学の内田和成先生に、あるセミナーで聞いた話です。
ある二人が歩いていたら、道端で虎に出会いました。
一人はすぐに逃げようとしましたが、もう一人はしゃがんで靴紐を結び始めます。
逃げようとした一人は言いました。「何やっている。早く逃げよう」
靴紐を結んでいたもう一人が曰く、「気にするな。お前よりも速ければいいんだから」
この逸話は、緊急対応が必要な課題に対して、次の3つが重要であることを語っています。
1.問題に気づくスピード
逃げ遅れると、虎に食い殺される。
2.意志決定のスピード
どうすれば、のがれることができるのか。
→もう一人よりも速く逃げれば助かる
→そのためには、もう一人よりも速く走れることが必要
→速く走れるように、靴紐を結ぼう
3.実行のスピード
即座にしゃがんで靴紐を結ぶ
実際に、友人を前にしてこのような判断をするかどうかは別として、問題に対する解決策を絞り込み、実行する際の考え方として、参考にしたい事例です。
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