オルタナティブ・ブログ > 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 >

知財、ユビキタス、企業コンピューティング関連ニュースに言いたい放題

謹賀新年:2007年はどんな年

»

あけましておめでとうございます。

昨年の1月1日に「謹賀新年:2006年はどんな年」なんてエントリー書いてました。

1.Web 2.0とエンタープライズ・コンピューティングの融合
2.コンプライアンスの重要性ますます増大
3.コンシューマー主導のテクノロジー進化

なんて書いてました。普通だ (^_^; そう考えてみると今年もこの延長線上という感じがします。

1.については動きはいろいろとあったものの、まだメインストリームとは言えませんね。TVJP的には今年も依然としてホットトピックです。ウチダスペクトラム、リアルコム様とのディスカッションから生まれたKM 2.0(この言い方そろそろ限界か? ^_^;)のコンセプトも継続リサーチしていきたいと思います(KM 2.0のホワイトペーパーのダウンロードはここから)。

2は、言うまでもなく内部統制がらみで今年はいろいろとあるでしょうね。ただ、TVJPとしては、内部統制のコンサルを実務としてやってるわけではない(もはや、大手のマンパワーがないと対応できない領域になってきた)ので、勉強と業界ウオッチは継続しますが、ちょっと距離を置こうかなと思います。

3は今年がどうこう、来年がどうこうというよりは、今後10年間くらいの長期トレンドでしょう。今年もいろいろとあるでしょうが、TVJP的には個々のテクノロジーというよりも「放送と通信の融合」のようなビッグ・ピクチャーを追いかけていこうと思います。

それから、今年のトレンドとはちょっと離れて、TVJPとしての重点トピックなんですが、データ統合系のお話(Information On Demand, Active Datawarehousingなど)、イベント駆動アーキテクチャのお話(EDA、CEP、ESP、SOA 2.0など)、仮想化/オートノミックなどのインフラ系のファンダメンタルなところに力を入れていく予定です。この辺をビジネスよりの視点から語れることこそが自分のコア(差別化要素)だと思ってますので。その他、IT投資ポートフォリオ等のマネージメント系の話題もやってきます。ただ、この辺はコンサル案件としてやることが多いので、ちょっとブログのネタにはしにくいですね。

後は、知財関係ですが、今までは商標や特許のご相談レベルでちまちまとやってましたが、そろそろネット/モバイル・ベンチャー系企業向けの知財関連サービスを本格的に始めるかもしれません(自分の体力あと新規採用するかどうかとの相談です)。

媒体への寄稿・講演は相変わらず積極的にやってくつもりです。

あと、翻訳はおもしろそうな案件があればという感じです。

今年もよろしくお願いします。

Comment(0)