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今時、メインフレームで独禁法訴訟!?

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先日、購読している知財関係のメーリングリストで、「IBM、独禁法違反で提訴される」 との見出しを見たので、「POWERプロセッサの件だろうか?(ゲーム機市場独占してるし)」と思って元記事を見たら、なんとメインフレームのお話しでした。メインフレームで独禁法訴訟とは、25年前の記事のようです (-_-) (遠い目)

IBMを訴えたPSI(Platform Solution Inc)社は、ItaniumベースのサーバでIBMのzSeriesの環境をエミュレーション実行する製品を売っている企業です。そういえば、富士通のPRIMEQUESTの発表会に出た時に、「PSI社のテクノロジーの採用予定は?」みたいな質問をした記憶があります(PSI社は富士通の子会社のAmdahl社のテクノロジーをベースにしているので)。答えは「ノーコメント」だったと思います。記者会見で聞くタイプの質問ではないですね>自分。

この独禁法による訴えは先にIBMがPSI社に対して行った特許侵害訴訟の対抗であるようです。しかし、確かに伝統的メインフレーム市場を見ればIBMが独占的な地位を占めているのは確かですが、そもそもメインフレーム市場という独立した市場があるのか(エンタープライズ・サーバ市場の一部ではないのか?)というのは議論の余地がありそうです。

別の視点から見ると、こういう騒ぎが起こるということ自体が、まだまだ米国のメインフレーム・ビジネスは活性化しているということを表しているのではとも思います。

Comment(1)

コメント

レガシー技術を供給することを守り続けることができると、最終的には独占企業になれるという話を聞いたことがあります。それなりに製造コストの上昇や部品供給の問題など回避できるだけの技術力が必要だと思われますので、簡単ではないようです。

ご紹介の記事を読むと本当25年昔なら確かに通じた主張だと感じました。しかし、少々無理な主張だとしても、首位から転落したとはいえ天下のIBMが相手ではSLAPPとはいえないでしょうね。

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