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撮った後からどこでもピントが合う魔法のカメラ

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とても興味深い技術なので、ちょっと取り上げてみようと思う。

撮った後からどこでもピントが合う魔法のカメラ「Lytro」発売 399ドルから - ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1110/20/news065.html

 撮影した後でも写真のピントを好きな位置に合わせることができるという画期的なカメラ「Lytro Camera」を、米国のベンチャーLytroが来年初頭から出荷する。8Gバイトメモリ内蔵モデルが399ドルから。

まず、ひとこと。

「すごいなあ、これでピンボケ写真とはおさらばできそう。」

この技術があると、将来はオートフォーカスの技術は不要になるのだろう。撮影した後で画像処理で何とかしてしまう。もちろん、撮影時に、その後で「何とかできる」ような情報量を取り込んでしまうのだろう。ピントが合っていない部分の「ボケ」を美しく作り出すことも画像処理のようだ。一眼レフの概念が変わってしまいそうだ。

もしかしたらこのような技術の先には、手振れ補正もすべて画像処理で済ませてしまう時代がやってくるのだろう。そうすると動画の撮影にも応用されそうだ。

それともうひとつ。
こうした新技術はたいていは高価なハードウエアを伴う。たとえば、特殊なレンズなので10万円とかいわれるのが普通だ。でも、今回の製品は8Gバイトメモリ内蔵モデルで399ドル(4万円前後)だという。この技術で使われる特殊なレンズの原価コストが安いということを意味している。結構大事なポイントだ。

こうした技術は、将来、クラウド上のコンピューティングパワーと連携したら素敵だろう。撮影した生データをクラウド上の画像処理エンジンに送り込み、自由自在な補正や加工をした結果を受け取る、そういうサービスも考えられる。撮影した情報の量にもよるが、通信の速度もすごい勢いで進歩している。きっと実用的なシステムは可能だと思う。

だれか、商売考えませんか?

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