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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

販売商品を集める2

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自然食品の販売をすることになりましたが、いきなり食品ではない商品を仕入れてしまいました・・・。

食品ではありませんが、商品数が大いに越したことはないのでいいのです!

そんなことを気にしている間もなく、もっと商品を増やさなければなりません!

みやげ物店などに行って調べるのは効率が悪く、良い商品を発見できなかったこともあって、他の方法を取ることにしました。

それと平行して知り合いとかにも聞いていて、三重県に良い水があるということで、その工場まで行ってきました。

水が食料品かどうかはわかりませんが、とにかくおいしい水ということなので、何の問題もないのです!

工場に着いて水を試飲させてもらうと、・・・水でした。(笑)

味には鈍感なのでおいしいかどうかはわからなかったのですが、間違っても不味くはありませんので、何やら良さそうであればオッケーなのです!

ただ、引っかかる点がありました。

行く前は「水だから仕入れ値は安いだろうな?」と思っていました。

山の水が原料ですので、原料はただで入ります。

それをペットボトルに詰めるだけですので、ジュース類とかよりも明らかに安いはずです。

しかし、仕入れ値は7掛けということでした。

「おいおいおっさん、ちょっと高すぎじゃないか?」とは言いませんが、あまりに高いので本当かどうか確認すると、それでいっぱいという返事です。

最初は高値で言っておき、突っ込んでいくと安くなっていくパターンかと思いましたが、そうではありませんでした。

半値とかにするのであれば、かなりの数を仕入れなければならないということでした。

その理由を聞くと、殺菌処理とかの各行程で費用がかかり、それがバカにならないということでした。

ジュースとかなら、そこら辺の水に粉か何かを溶かせばできるとしても、山の水を飲める水にするには、それ以上に大変ということだったのです。

結局、定価の7掛けで仕入れるしかありませんでした。

他の水にするとか、水はやめるという選択肢も考えられましたが、その時は商品数を揃えることしか頭にありませんので、「まあ、何とかなるだろう?!」で終わっていました。(笑)

その後、気がついたのですが水って重いんですよね・・・。

(もっと早よ気がつけよ)

こちらに送ってもらう送料は高いですし、こちらからお客さんに送る送料も高くなります。

7掛けで仕入れて送料が高ければ、商売として成立するでしょうか?

ちょっと考えればわかることですが、得意の「まあ、何とかなるだろう!」で次に進んでいました。(笑)

こうして、自然食品を扱おうというのに、自然食品ではない浴槽に入れるよもぎ、重い水がラインナップに加わったのです!

その後、知り合い関係で何点か商品が決まったと思いますが、何がどう決まったのか覚えていませんので、そこはすっ飛ばして次に進みます!

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