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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

最近、注目している人

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誠ブログの現在のお題が「最近、注目している「人やモノ」って何?」となっていましたので、私が注目している人を書いてみたいと思います。

いつの間にか「今週のお題」が「現在のお題」に変わっていましたね。

別にどっちでもいいですが。(笑)

さて、私はアーチェリーをしている一人の青年に注目しています。

彼は女子が多いということで地元の商業高校に進学し、部活見学でアーチェリーがあることを知って、入部することになりました。

その高校のアーチェリー部は、全国でも有数の強豪でした。

彼が入学した時は全国トップレベルの選手が何人もいて、環境に恵まれたこともあり、高校2年で全国強化指定選手に選ばれました。

しかし、同じ市内の高校の一学年上にも全国トップレベルの選手が何人もいたこともあり、全国大会とはあまり縁がありませんでした。

3年になると県内ではトップになったものの、低迷期が続いたこともあり、全国レベルでの活躍はありませんでした。

しかし、素質には恵まれているようで、近大の監督の目に止まり、スポーツ推薦で進学することになりました。

ロンドンオリンピックでメダリストを排出したことからもわかりますが、近大は全国からトップクラスの選手が集まります。

「毎日が全国大会みたいなもんや!」という環境で練習して実力を上げ、今年の8月に行われた「関西学生アーチェリー選手権」では1年生ながら優勝しました。

でも、翌月に行われたインカレは、シード選手でありながら予選落ちでしたが。(笑)

そんなこんなで波はありますが、東京オリンピックが決まったこともあり、オリンピックメダリストを目指して練習に励んでいます。

それだけなら他にもいるような大学生ですが、彼は高校在学中にNPO法人を設立して起業しました。

NPO法人を設立するのは、株式会社や一般社団法人の設立に比べて、かなり難しいです。

未成年である高校生がNPO法人を設立するのは県でも前例がないようで、想像以上の労力と時間がかかったのですが、何とかクリアすることができました。

アーチェリーの道具を一式揃えると30万円以上します。

その費用がネックになって断念する生徒を多く目にしてきましたので、それを何とかして、アーチェリーの発展を目指したいと思ったからです。

具体的には、中古用品を流通させることによって初期投資を抑え、競技を始めやすくすることです。

まだまだ事業としては小粒ですが、すでに3誌の新聞に取材され、ラジオ出演したこともあり、少しつず確実に事業は成長しています。

両立はかなり大変だと思いますが、選手としても起業家としても秘めたものが大きいので、彼の今後の活躍を注目しているのです。

その彼とは、私の長男でもあるのですが。(笑)

(ちょ、ちょーなんやったんかい!)

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