【MIX特集】Azure関連アップデート。PHPコードもAzureで実行可能に
もうキーノートのストリーミングも公開されているが、いちおう現地レポ。
さて、いよいよMIX09開幕である。
ホテル内のカジノを横切ってカンファレンス会場に行くのがやや違和感あるが、
何度か通っている人からすると慣れてくるものらしい。
キーノート会場の様子はこんな感じ。朝9時前から盛況だ。
上の写真で前説?中なのは夜attendee partyを行うクラブTAOのDJ。
会場が暖まったところでボクストンの登場。UXについて熱く語った後、ガスリーへ。
ちなみに、彼の赤いポロシャツはもはやネタとなっている。
今回のMIXの目玉はSilverlight3とExpression Blend3。
拡張機能はWeb、メディア、RIAの3つに分けて説明が行われたが、
H264対応、オフライン再生など、想定される要求を全部入りにしたにもかかわらず、
ダウンロードサイズはSilverlight2より40kb圧縮することにも成功している。
SDKやVisualStudio支援ツールとともに、今日からベータダウンロードが可能になっている。
Blend3はコチラ。
Expression Blendはアニメーションなど高度なUXを簡単に作成するための開発ツールである。
これも、Silverlight3の登場にあわせてアップデートされることになる。
デモを中心にキーノートでかなり時間を割いたのがSketch Flowと呼ばれる新機能の説明。
その名の通り、スケッチをフローで組み立ててゆくことができる。
デザイナーが作成した手書きのスケッチを読み込んで領域を指定したり、
PhotoshopやIllustratorファイルをレイヤー付きのまま読み込めるので、
パーツごとに分けて制御できる。
ここを押すと、このページに遷移して…というモックアップを非常に簡単に作れる仕掛けだ。
さて、お待ちかねのAzure。
キーノートでガスリーが話したのはこの1枚だけ。
ただ、ガスリーが1行で表現していた内容をその後のBreakoutセッションで
Steve Maxが事例とそのLiveコーディングで解説している。
なんと、AzureでPHPが動くのだ。
すなわち、これまでどこぞのホスティング環境においていたアプリが、
Azureに移植できる可能性がぐっと高まったことを意味している。
ライブラリの互換性の問題などもあると思われるので、なんでもどうぞ、
という話でもないだろうが、Azure利用に向けての敷居がかなり下がったのではないだろうか。
詳細は今後確認でき次第報告することにする。
また、本日アップデートされたSDKおよびVisual Studioの支援キットを用いると、
Visual Studioでテンプレートを選択し、PHPコードの作成が簡単に行えるようになる模様。
製品出荷の時期もそう遠くはないので、みなさまには早めの対応準備の着手をお願いたい。