青年よ海外に飛躍せよ その14 滞在のためのステータス(身分)の確認
青年よ海外に飛躍せよ その14 滞在のためのステータス(身分)の確認
海外での長期滞在の重要事項は、ステータスの確認
日本にいると全く理解できないが、海外に数年というレベルで滞在すると、どこの国に滞在するにしても、日本以外なら、すぐに分かるのが長期滞在にはステータス(身分)を確保しなければならないということだ。
外国人としてどこの国に長期滞在するにも、どのような身分でその国に滞在しているかということであり、どこの国であれ、長期滞在には、長期滞在するステータスの確保が必要となる。
つまり長期滞在のビザ(査証)を得て、さらに長期滞在の許可を得なければならない。さらにその国で仕事をするには、就業許可(Work Permit)が必要だ。これらは、何年間という期限がある。
査証は日本を出発する前に、日本にある目的国の大使館領事部か、領事館で、学生のビザ(査証)を申請することになる。
日本人は観光では世界中どこでも、ほぼパスポート一つでうろうろ、自由に入出国できるが、それは短ければ数日、長くても数週間から数ヶ月程度の滞在であるから、問題とされないが、数年連続で滞在する場合は、滞在許可を得る必要がある。
どこの国でも、日本にある大使館で査証を申請する時に、「あなたの渡航目的は何ですか」と尋ねられて、「はい、そこで働くことです」とか、「永住することです」とか、「仕事を始めたいと思います」というような申請では、たぶん滞在許可は認められない。
「XX大学で学ぶ予定です」というような理由が必要である。そして、その受け入れの証明を添付しなければならない。
このブログで書いていることは、留学生としての滞在であるから、自ずから滞在許可を得るには様々な制限を受けることがある。学ぶために滞在するのであるから、基本的には働くことや永住が認められているわけではない。もちろん国によって働くことの定義も職種も違う。
アルバイト程度なら認められるところもあるし、厳しく制限されるところもある。留学生のステータスで滞在を許可されて、学ぶことをしないでフルタイムで仕事をしていると、学校が学業を放棄していると言えば、長期滞在にも問題が出てくる。滞在延長を認められないこともある。問題は、滞在延長が認められず、滞在許可の限度期限が切れてもそのまま滞在すると、不法滞在となり、処罰の対象となり、犯罪となることもある。
不法滞在が発見されると罰金、国外退去、悪質な場合は、逮捕収監、そして二度と長期滞在査証は認められなくなることもある。
だからステータスの確認は海外生活や海外の留学では重要になる。留学先の教育機関からの証明を付けて滞在の延長が認められたりする。
ステータスを汚すような、不法滞在、不法延長、不法就労が発覚すると、その国に二度と入ることもできなくなるから注意が必要だ。
長期滞在に大切なことは、留学ならばその教育機関の協力と理解が必要となり、仕事をする場合は、身分保証をしてくれる友人やスポンサーが非常に重要になる。
仕事をする場合には、特に早い内から、信頼できる友人をたくさん作り、その内でもっとも信頼できて、裕福な人や企業がスポンサーになれば、長期滞在の条件が良くなる。これには費用が掛かることもある。その国の教育機関を卒業して、その国の企業で就職する場合も、その企業に保証してもらう必要がある。
国によったり、仕事の条件によったりすることもある。米国も、ヨーロッパでも、この就労条件は極めて厳しいことを念頭においておくことだ。
だからこそ、一緒に仕事をするような信頼できる友人を見つけることは、もっとも重要な目標となる。