スキルではなく思考形式を見抜く採用を
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クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。
本日は採用に関するエントリを。先週のエントリでも述べたアメリカの人事系一大イベント、SHRM 2012のからのレポートです。
スキルだけじゃなく思考を元に採用せよ
Hire for Attitude, Not Just Skills
http://www.shrm.org/hrdisciplines/staffingmanagement/Articles/Pages/HireAttitudeNotJustSkills.aspx
Hire for Attitude, Not Just Skills
http://www.shrm.org/hrdisciplines/staffingmanagement/Articles/Pages/HireAttitudeNotJustSkills.aspx
3月頃に当社のTwitterアカウント(@creiajp)で以下のような記事を紹介したのですが、
これとほぼ同じ論調の記事が、Hire Authorityという会社のCEO、Carol Quinn氏の講演を元に紹介されています。
日本でも行動インタビュー(behavioral interview)など、コンピテンシーを元にした面接/インタビュー手法が取り入れられて久しいのですが、
gut feelings, and even behavioral interviews, can lead hiring managers to miss a critical element that separates high and low performers: attitude.
直感はもちろん、そういった構造的な面接でさえも、業績の高低を左右する最重要な要素を見逃すことになりかねないといいます。その最重要な要素こそが、思考形式様式(考え方、attitude)だと。
Quinn氏はここでモチベーションベースの面接(Motivation-based interviewing (MBI))というものを提唱しているのですが、これは行動インタビューの弱点を補うものと説明されています。高い業績を上げる人には以下の3つの特徴があるそうですが、これはわかりやすいですね。
- Attitude: "I can figure out a way to achieve this!"
考え方: 「これを解決する方法は見つけられるはずだ!」
- Passion: "I love doing this!"
情熱: 「これをすることが大好きだ!」
- Skill: "I have the skill to do this!"
スキル: 「これをするためのスキルを持っている!」
たいていの場合、
qualifications and skills are often the focus of many job interviews
公的な資格やスキルが多くの面接においてフォーカスがあてられるものの、
It's not just skill that helps people achieve above average results
平均以上の成果を達成するのにスキルだけが役に立つわけではない、と。
ここで、"I Can" attitude (「できる」と思う思考)と、"I Can't" attitude (「できない」と思う思考)の2つの思考形式が比べられていますが、
Only the optimistic "I can" attitude activates the problem-solving part of the brain located in the frontal lobe...
Problem-solving effort is required to conquer obstacles.
楽天的な「できる」と思う思考のみが、脳の前頭葉にある問題解決をつかさどる部分を活性化させることができ、それが困難を打ち破ることに繋がるということだそう。
Hiring for attitude is essential, she noted, because "you are not going to change anybody else's attitude. You are not going to get into anyone else's head and re-program them."
人の思考様式を変えるのは難しく、頭の中をプログラムし直すのは不可能である以上、思考様式こそが採用の必須項目となるわけですね。
もちろん必要条件として一定のスキルはあるものの、思考様式や態度といった、attitudeに注目して採用してみるのはいかがでしょうか。逆にどこかに応募する場合は、自分がどういう思考様式をもっているのか、一度振り返ってみることも有益かと思います。
ご一読ありがとうございました!
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